遊佐安一郎
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遊佐 安一郎(ゆさ やすいちろう、1947年 - )は日本の臨床心理学者。教育学博士。長谷川メンタルヘルス研究所所長。
福島県生まれ。専門は臨床心理学、家族療法、認知行動療法、弁証法的行動療法、境界性パーソナリティ障害、スキーマ療法、感情調節困難、そしてヘルピングスキルなどを活用した臨床心理士やカウンセラー、看護師などの教育訓練。現在は長谷川メンタルヘルス研究所にて、個人カウンセリング、弁証法的行動療法に基づく感情調節訓練グループ、家族支援などに取り組んでいる。
経歴
[編集]- 1970年 上智大学英語学科卒業。
- 国際基督教大学大学院教育心理学科に一時在籍後、ニューヨーク州立大学オールバニ校留学。
- 1972年 修士課程修了。
- 1977年 教育学博士号取得。
- Syracuse Developmental Center, Pilgrim Psychiatric Center, Kings Park Psychiatric Center等でPsychologistとして勤務。
- 1990年-1996年 South Beach Psychiatric CenterでChief of Service として精神科病院での臨床管理に従事。
- 1996年-2009年 長谷川病院クリニカル・コーディネーター兼リハビリテーション部長。
- 2003年より国際基督教大学臨床心理学非常勤講師。
- 2005年より高知県立大学看護学部非常勤講師。
- 2005年-2007年 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース客員教授。
- 2008年より聖路加看護大学非常勤講師。
- 2009年より北海道医療大学臨床心理学客員教授。
- 2009年より長谷川メンタルヘルス研究所所長。
- 2012年より東海大学看護学部非常勤講師。
所属学会
[編集]- 日本認知療法学会幹事
- 日本家族研究・家族療法学会評議員
- 心理教育・家族教室ネットワーク運営委員
- 日本家族カウンセリング協会顧問
- 日本精神神経学会
- 日本精神障害者リハビリテーション学会
- American Psychological Association会員
著書
[編集]- 家族療法入門―システムズ・アプローチの理論と実際 星和書店 1984
編著
[編集]- こころのりんしょうa・la・carte 第26巻4号〈特集〉DBT=弁証法的行動療法を学ぶ 星和書店 2007
翻訳
[編集]- Arthur Freeman『認知療法入門』 星和書店 1989
- (束原 美和子, 野村 祐子, 黒澤 麻美共訳) Randi Kreger, James Paul Shirley 『境界性人格障害=BPD 実践ワークブック―はれもの にさわるような毎日をすごしている方々のための具体的対処法』星和書店 2006
- (監修, 佐藤 美奈子, 遊佐 未弥訳) Rachel Reiland『ここは私の居場所じゃない―境界性人格障害からの回復星和書店』 2007
- (荒井まゆみ共訳) Matthew McKay他 『弁証法的行動療法 実践トレーニングブック―自分の感情とよりうまくつきあってゆくために』星和書店 2011
- (監修, 荒井まゆみ, 岩渕デボラ, 佐藤美奈子訳) 境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド Randi Kreger (監修) 星和書店 2011