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遠山登

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
陸軍大佐時代の遠山登

遠山 登(とおやま のぼり、1889年明治22年)9月18日[1] - 1981年昭和56年)6月15日[1][2])は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍中将第71師団長。

経歴

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千葉県出身[1][3][注 1]。1911年(明治44年)5月、陸軍士官学校(23期)を卒業[1][4]。同年12月26日、歩兵少尉に任官した[4]。1924年(大正13年)11月、陸軍大学校(第36期)を卒業した[1][3][5]

1936年(昭和11年)8月1日、陸軍歩兵大佐に昇進[3]。1937年(昭和12年)3月、歩兵第50連隊長に発令され日中戦争に出征[1][3]徐州会戦などに参戦した[1]。1939年(昭和14年)1月、羅津要塞司令官に転じ、同年5月19日、陸軍少将 に進級した[3]。同年11月、歩兵第24旅団長に転じて満州に赴任[1][3]。1941年(昭和16年)3月、第24歩兵団長に就任した[1][3]

1942年(昭和17年)4月1日、陸軍中将に進み、新設の第71師団長に親補された[1][3]。1945年(昭和20年)1月、第71師団が第10方面軍に転用され台湾に赴任し、台南で終戦を迎えた[1][3]1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた[6]

1981年6月、脳血栓のため岡山市の旭ヶ丘病院で死去した[2]

栄典

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位階
勲章等

著作

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訳書
  • ロールベツク著『世界戦争ノ経験ニ基ク戦術 上巻』偕行社本部、1920年。

親族

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脚注

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注釈

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  1. ^ 『現代物故者事典 1980〜1982』217頁では山口県出身。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 『日本陸軍将官辞典』492頁。
  2. ^ a b 『現代物故者事典 1980〜1982』217頁。
  3. ^ a b c d e f g h i 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』295頁。
  4. ^ a b 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』289、295頁。
  5. ^ 『日本陸海軍総合事典』第2版、576頁。
  6. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十二年十一月二十八日 仮指定者」163頁。
  7. ^ 『官報』第4438号・付録「辞令二」1941年10月23日。
  8. ^ 『官報』1942年7月17日、叙任及辞令。
  9. ^ 中野文庫 - 旧・勲一等旭日大綬章受章者一覧(戦前の部)

参考文献

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  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
  • 『現代物故者事典 1980〜1982』日外アソシエーツ、1983年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。