遠州の熊野三山
表示
遠州(の)熊野三山(えんしゅう(の)くまのさんざん)は、静岡県掛川市と御前崎市に存在する三熊野神社・小笠神社・高松神社の総称である。
概要
[編集]これら三社には、「文武天皇の皇后・藤原宮子(藤原不比等の長女)が、後の聖武天皇を懐妊した際、崇敬する熊野三山に、「安産できたなら、東国に新たな熊野三社を造る」と安産祈願をし、それが成就したので、大宝元年(701年)頃からその誓約が実行に移され、これら三社が創建された」といった由緒が共有されており、それに因んで「遠州の熊野三山」と総称されるようになった[1][2][3][4]。
その歴史的価値が認められ、これら三社は旧社格では、全て県社に列格されている。