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遠藤ケイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

遠藤 ケイ(えんどう けい 1944年 - )は、日本作家イラストレーター。日本はもとより世界各地を旅しながら、民俗学をテーマに人の生業や社会風俗を取材している。本名は遠藤敬吉[1]

略歴

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  • 新潟県三条市相生町(現・元町)に生まれる。中学校を卒業後に漫画家をめざして上京する。代々木グラフィックデザイナースクールに通いながら、フリーのグラフィックデザイナー事務所に住み込みで就職する。16歳で先生に代わってデザインの仕事を始める。
  • 3年後に独立したが、仕事のオファーがない毎日が続き、不安を感じ始めて放浪の旅に出る。旅の各地で、社会と隔絶された厳しい自然環境の中で暮らす人々と出会い、寝食を共にする。その体験を、当時イラストの依頼を受けていた「週刊プレイボーイ」誌(集英社)に持ち込み、『男の民俗学』を発表する。この企画は大きな反響を呼び、続いて『山と溪谷』誌(山と溪谷社)、『BE-PAL』誌(小学館)にも連載を始める。
  • その頃に房総半島の山に移り住み、千葉県安房郡鋸南町の山中にログハウスを建て、親子4人で昔ながらの日本人の暮らしを体現する。その傍ら人と自然との関わりや知恵、技術などを執筆する。
  • その後1998年平成10年)に、より厳しい自然を求めて新潟県下田村笠堀(現・三条市)に移り住む。仕事場兼住宅の東屋ドラム缶風呂の小屋を自力で建て、厳しい自然環境の中での暮らしを実践している。

著書

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  • 男の民俗学 I・II・III(小学館
  • 熊を殺すと雨が降る-失われゆく山の民族(筑摩書房
  • 暮らしの和道具(筑摩書房)
  • おこぜの空耳(かや書房
  • 親父の少年時代(かや書房)
  • 田舎暮らしの民俗学(かや書房)
  • 道具術(岩波書店
  • にっぽん求来紀行(毎日新聞社
  • こども遊び大全(新宿書房
  • 裏の山にいます(山と溪谷社
  • 遠藤ケイのキジ撃ち日記(山と溪谷社)
  • 賢者の山へ(山と溪谷社)
  • アジア(包) 上・下(山と溪谷社) ※包の字は○囲み
  • 手作りおもちゃ大百科(勁文社
  • 野外冒険大百科(勁文社)

連載

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  • 蓼喰う人々 (日本裏食文化紀行) Dr.ピカソ (英知出版

テレビ出演

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脚注

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  1. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報

外部リンク

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