酢酸キナーゼ
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酢酸キナーゼ(acetate kinase, AK)は、酢酸とADPの間でリン酸基の転移を触媒する転移酵素である。
性質
[編集]マグネシウムイオンを要求する。大腸菌の酵素は酢酸に特異的であるが[1]、種によってはプロピオン酸をも基質にできる場合が知られている[2]。
役割
[編集]ATP存在下で酢酸をリン酸化し、さらにリン酸アセチルトランスフェラーゼによってアセチルCoAとすることができる。
参考文献
[編集]- ^ Fox et al. (1986). “Isolation and characterization of homogeneous acetate kinase from Salmonella typhimurium and Escherichia coli”. J. Biol. Chem. 261 (29): 13487-13497. PMID 3020034.
- ^ Ingram-Smith et al. (2005). “Characterization of the acetate binding pocket in the Methanosarcina thermophila acetate kinase”. J. Bacteriol. 187: 2386-2394. doi:10.1128/JB.187.7.2386-2394.2005. PMID 15774882.