酪酸ブチル
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酪酸ブチル butyl butyrate[1] | |
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Butyl butanoate | |
別称 ブタン酸ブチル | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 109-21-7 |
特性 | |
化学式 | C8H16O2 |
モル質量 | 144.22 |
示性式 | C3H7COOC4H9 |
外観 | 無色の液体 |
匂い | 果実香 |
沸点 |
165℃ |
水への溶解度 | ほとんど不溶 |
溶解度 | アルコール、油類に可溶 |
屈折率 (nD) | 1.405-1.407 |
危険性 | |
引火点 | 53.3℃ |
半数致死量 LD50 | 2.3g/kg(ラット経口) 5g/kg以上(ウサギ経皮) |
関連する物質 | |
関連物質 | 酪酸イソブチル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
酪酸ブチル(らくさんブチル英: heptyl butyrate)は、酪酸エステルの一種。新鮮なバナナ・パイナップルのような果実香を持ち、香料などに用いられる。
用途
[編集]主に食品香料として果物・バター・ナッツ・洋酒のフレーバーに、チューインガムで150~1500ppm、その他用途で8.6~24ppmほど使用されるほか、口紅用調合香料にも少量使用される[1]。
安全性
[編集]日本の消防法では危険物第4類・第2石油類に分類される[2]。動物実験での半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で2.3g/kg、ウサギへの経皮投与で5g/kg以上[1]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
- ^ 製品安全データシート(安全衛生情報センター)