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里山のつぶ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
里山のつぶ
イネ属 Oryza
イネ O. sativa
交配 福島14号× 新潟71号(ゆきん子舞
亜種 ジャポニカ O. s. subsp. japonica
品種 里山のつぶ
開発 福島県農業総合研究センター
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里山のつぶ(さとやまのつぶ)は、日本イネの品種名および銘柄名。福島県中山間地域向け(標高300メートル以上)の良食味品種で出穂期・成熟期は「あきたこまち」に比べ遅く(2日程)なるが、米粒は大きく収量は優れる。冷涼な里山で広く栽培される品種となることを願って名付けられた[1]。耐倒伏性と、いもち病や低温に強いため栽培しやすい品種である[2][3]

概要

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2003年、福島県農業総合研究センターで父「福島14号」× 母「新潟71号(ゆきん子舞)[4]」を交配。2006年、系統番号「郡系762」。2008年、地方番号「福島30号」。2009年、試験栽培を実施。2016年3月23日、新品種「里山のつぶ」を開発したと発表[5]2017年11月7日会津若松で新品種試食会[6]12月16日、販売開始[7]

  • 交配系譜
福島14号
 
ゆきん子舞
(新潟71号)[8][9]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
里山のつぶ
(福島30号)

関連項目

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脚注

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  1. ^ 株式会社日本食糧新聞社編『全国お米のこだわり銘柄事典』株式会社日本食糧新聞社、2018年4月10日、47頁。 
  2. ^ 福島県水稲オリジナル品種「里山のつぶ」の栽培法”. 福島県農業総合センター作物園芸部稲作科. 2018年3月8日閲覧。
  3. ^ 30年以降の福島県水田農業の推進方針”. 福島県水田農業産地づくり対策等推進会議. 2018年3月8日閲覧。
  4. ^ 水稲新品種「ゆきん子舞」の特性と栽培方法”. JA全農にいがた. 2018年3月8日閲覧。
  5. ^ 福島県が新品種、コメ「里山のつぶ」 リンゴ「べにこはく」”. 日本経済新聞社 (2016年3月22日). 2018年3月8日閲覧。
  6. ^ 「里山のつぶ」好評 会津若松で新品種試食会 /福島”. 毎日新聞社 (2017年11月8日). 2018年3月8日閲覧。
  7. ^ 福島オリジナル米「里山のつぶ」販売開始 期待も実る”. 河北新報社 (2017年12月22日). 2018年3月8日閲覧。
  8. ^ 耐倒伏性が強く、品質が高い水稲早生粳品種「ゆきん子舞(新潟71号)」”. 新潟県. 2018年3月8日閲覧。
  9. ^ 耐倒伏性が強く、品質が高い水稲早生粳品種「ゆきん子舞」の育成”. 新潟農総研・作物研究センター・育種科. 2018年3月8日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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