金剛麗子
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こんごう れいこ 金剛 麗子 | |
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本名 | 長嶋千代子[1] |
生年月日 | 1904年8月25日 |
没年月日 | 1964年12月5日(60歳没) |
出生地 | 日本・広島県 |
民族 | 日本人 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台、映画 |
活動期間 | 1935 - 1962[1] |
配偶者 |
難波英夫(1925 - ?)[1] 長嶋富三郎(戦時中 - ?)[1] |
金剛 麗子(こんごう れいこ、1904年8月25日 - 1964年12月5日)[1]は、日本の女優。
経歴
[編集]神戸高等技芸学校卒業後、倉橋仙太郎の新民衆劇学校で演技を勉強する[1][2]。1924年4月、新民衆劇一派(第二新国劇)公演『京の友禅』などに、研究生仲間の原健策、正親町勇(大河内傳次郎)らと出演[1]。1925年、劇団の文芸部にいた[1]社会運動家の難波英夫と結婚(のち離婚)[1]。関西新派、新潮座、新声劇を経て、1933年秋に山口俊雄、月形龍之介、五月信子らと劇団「享楽列車」を結成[1]。映画『権三と助十』(1937年)出演後、新興キネマに入社(1942年に統合で大映になる)[1]。戦時中、大映の宣伝部員・長嶋富三郎と再婚[1]。戦後も所属する大映の他、松竹、東宝で時代劇に出演[1]。女優業の傍ら、京都市新京極に居酒屋「金剛」を開店[1]。野淵昶や当時助監督だった加藤泰が常連だった[1]。1962年、引退。直後、乳癌を患い手術するが全身転移して1964年12月5日に死去[1]。
主な出演作品
[編集]映画
[編集]- 紺屋高尾(1935年、太秦発声映画)[1]
- 権三と助十(1937年,J.O.スタヂオ)
- 火砲の響(1943年、大映)
- 赤城から来た男(1950年、大映)[1]
- 西鶴一代女(1952年、新東宝・児井プロダクション)
- 雨月物語(1953年、大映) - 遊女屋の老女[1]
- 怪猫有馬御殿(1953年、大映)
- 花の喧嘩状(1953年、大映)[1]
- 花の三度笠(1954年、大映)[1]
- 山椒大夫(1954年、大映)- 汐乃[3]
- 近松物語(1954年、大映) - 船宿の女中[1]
- 怪猫岡崎騒動(1954年、大映)
- 阿波おどり狸合戦(1954年、大映)
- 夜の河(1956年、大映) - 山城屋の女主人[1]
- 怪猫五十三次(1956年、大映)
- 白扇 みだれ黒髪 (1956年、東映)
- 怪談千鳥ケ淵(1956年、東映)
- 大阪物語(1957年、大映)[4]
- 日蓮と蒙古大襲来(1958年、大映)
- 次郎長富士(1959年、大映)[1]
- かげろう笠(1959年、大映)
- 千代田城炎上 (1959年、大映)
- 怪談累が淵(1960年、大映)
- 大江山酒天童子(1960年、大映)
- 悪名(1961年、大映)[1]
- かげろう侍(1961年、大映)
- おけさ唄えば(1961年、大映)
- 釈迦(1961年)[5]
- 雁の寺(1962年、大映)
- ソーラン渡り鳥(1962年、大映)[1]
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舞台
[編集]- 冬木心中(新民衆劇、1924年8月14日、三友劇場) - おせん[6][7]
- 民衆のために(新潮座、1926年10月6日 - 17日、京都座) - 娘 [8]
- 岡崎踊(新声劇、1930年9月30日、岡崎市公会堂)[9]
- 三原山晴天(劇団・享楽列車、1933年11月10日、大阪・角座)[10]
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出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 『日本映画人名事典 (女優篇 上巻)』キネマ旬報社、1995年、718-719頁。ISBN 978-4873761404。執筆者:奥田久司
- ^ 『部落解放研究91号』1993年、128頁。北崎豊二「部落史の窓(7) 水平社同人と「新文化村」」
- ^ 溝口健二(監督)『山椒大夫』(映画)大映京都、1954年3月31日。
- ^ 吉村公三郎(監督)『大阪物語』(映画)大映京都、1957年3月6日。
- ^ 三隅研次(監督)『釈迦』(映画)大映京都、1961年11月1日。
- ^ ワシラノシンブン 第10号(1924年12月1日)
- ^ 『近代歌舞伎年表 京都篇〈第8巻〉大正12年~昭和3年』八木書店、2002年、234頁。ISBN 978-4840692304。
- ^ 『近代歌舞伎年表 京都篇〈第8巻〉大正12年~昭和3年』八木書店、2002年、460頁。ISBN 978-4840692304。
- ^ 『近代歌舞伎年表 京都篇〈第9巻〉昭和四年~昭和十年』八木書店、2003年、139頁。ISBN 978-4840692311。
- ^ 『伝書鳩 第4号』井上靖記念文化財団、39頁。
外部リンク
[編集]- 金剛麗子 - KINENOTE
- 金剛麗子 - 日本映画データベース