金瀬胖
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金瀬 胖(かなせ ゆたか、1944年[1] - 2024年2月7日[2])は、日本の写真家。写真集の編集者でもあった。
写真集『ZONE』で第12回「写真の会賞」受賞[注 1]。日本写真家協会会員、現代写真研究所講師、日本リアリズム写真集団代表理事[3]。
経歴
[編集]- 1944年、千葉県生まれ。慶應義塾大学で学び、団体職員として働く[1][4]。
- 1991年よりフリーとして活動を開始。
- 2000年、写真集『ZONE』で、第12回「写真の会賞」を受賞。
- 2003年5月、『週刊金曜日』にて「東海村で桜に異変―JCO臨界事故から4年」を掲載。
- 2004年、現代写真研究所の教務主任となる[5]。
- 2024年2月7日、死去[2]。訃報は同月15日に現代写真研究所より発表された[2]。
個展・団体展
[編集]- 1984年、個展「日本フィル」
- 1989年、全国巡回展「輸入食品」
- 1992年、個展「音が生まれる」(葛飾シンフォニーホール)
- 1995年、個展「千葉・所業風色」(コニカプラザ)
- 1998年、個展「姿婆風景」(コニカプラザ)
- 2003年、日本写真家協会企画展「日本の光景」(東京都写真美術館)に出展。
- 2009年7月、個展「千葉 銀色の街」(コニカミノルタプラザ)[1]
写真集
[編集]- 共著『日本フィル』、1985年[1]。
- 共著『上海青浦の春』、1992年[1]。
- 『ZONE 終の国』Mole(モール)、1999年5月。ISBN 978-4-9386-2831-4。
- 共著『坂本弁護士救出運動の記録』、2000年。写真記録[1]。
- 『THE DAY AFTER 東海村 臨界の記憶』冬青社、2004年11月。ISBN 978-4-8877-3026-7。
- 『EXPOSED 東海村感光録』新宿書房、2007年7月。ISBN 978-4-8800-8369-8。[6]
- 『金瀬胖写真集 浦廻うらめぐり CHIBA 1976-2009』現代写真研究所出版局、2010年4月。ISBN 978-4-9035-6405-0。
- 桜井雄一郎 編『路上の伝記 金瀬胖写真集』鈴木一誌 ブックデザイン、現代写真研究所出版局、2015年12月。ISBN 978-4-9035-6421-0。Cコード C0072。
編集した写真集
[編集]- 『加藤朋子写真集 子ども大好き』(2007年)
- 『大野 裕子 宍塚の里山と子どもたち』(2008年)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1988年、写真の批評と制作の分野で活躍するメンバーで設立された「写真の会」の賞。賞金を会員から集めて、1989年に賞を創設した。写真作家だけでなく、写真集のスタッフなどにも贈られる。
出典
[編集]- ^ a b c d e f "金瀬 胖写真展". コニカミノルタ. 2013年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月22日閲覧。
- ^ a b c 現代写真研究所 [@GENKEN_PHOTO] (2024年2月15日). "[訃報] 現研教務主任の金瀬胖講師が2月7日ご逝去されました。". X(旧Twitter)より2024年11月21日閲覧。
- ^ "JRPの写真家". JRP 日本リアリズム写真集団. 2008年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月25日閲覧。
- ^ 『THE DAY AFTER』 2004, プロフィール.
- ^ "年表". 写真学校:現代写真研究所. 2007年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年7月4日閲覧。
- ^ 「書評」『日経新聞』日本経済新聞社、2007年7月29日、朝刊、24面。
外部リンク
[編集]- 著作権について - 坂本弁護士一家殺害事件 5年10ヶ月の軌跡