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金炯一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金炯一
生誕 1923年10月28日
大日本帝国の旗 日本統治下朝鮮京畿道華城市
死没 (1978-06-03) 1978年6月3日(54歳没)
大韓民国の旗 大韓民国ソウル特別市
所属組織  大日本帝国陸軍 大韓民国陸軍
最終階級 少尉(日本陸軍)
中将(韓国陸軍)
墓所 国立大田顕忠院将軍第1墓域27号
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金 炯一(キム・ヒョンイル、김형일1923年10月28日 - 1978年6月3日)は大韓民国軍人政治家本貫金寧金氏[1]。京城法学専門学校、アメリカ陸軍大学カリフォルニア州立大学フレズノ校[2]

経歴

[編集]

1923年、京畿道華城に生まれる。1945年、京城法学専門学校卒業。学徒出陣して日本軍少尉。

1946年2月9日付で軍事英語学校を卒業して少尉に任官(軍番10045番)[3]。第8連隊の創設に参加。1948年8月8日、第8連隊長(中領[4]。同年5月の表武源姜太武大隊越北事件の責任を負って辞任。

1949年6月20日、陸軍本部兵器監[5]。1950年3月に来日して第7師団で研修を受けていたが[6]朝鮮戦争が勃発すると帰国。同年8月、陸軍本部付戦況視察官(大領[7]。同年10月、陸軍本部特務部隊長[8]。1951年、第7師団長(准将)。同年10月、陸軍本部軍需局長[9]。1952年、陸軍本部情報局長[10]

1953年、アメリカ陸軍指揮幕僚大学卒業。1954年、陸軍本部情報局長。1956年12月、連合参謀本部長。1959年3月2日、陸軍本部情報参謀部長[11]。1959年7月2日、第2軍団長[12]。1960年9月3日、陸軍参謀次長、任中将[13]。1961年3月2日、国防部長官特別補佐官[14]。同年6月、反革命容疑で逮捕されたが、10月に起訴猶予となる。同年11月、予備役編入[15]

1963年11月、第6代国会議員(全国区、民政党)。民政党党務委員。京畿第10地区党委員長。

1967年6月、第7代国会議員(華城区、新民党)当選。新民党政務委員。1968年6月、新民党中央訓練院院長。1970年11月、同党政務委員・党紀委員。

1971年、第8代国会議員(華城区、新民党)当選。新民党事務総長。

1973年、第9代国会議員(華城区、新民党)。新民党院内総務。

1978年6月3日、ソウル市西大門区忠正路の自宅で脳溢血で死亡した[16]

叙勲

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出典

[編集]
  1. ^ (13)김녕 김씨(金寧金氏)-513,015명” (朝鮮語). 서울이코노미뉴스 (2014年7月21日). 2022年8月16日閲覧。
  2. ^ 대한민국헌정회”. www.rokps.or.kr. 2022年7月23日閲覧。
  3. ^ 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国編 上巻』、87頁。 
  4. ^ 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国編 上巻』、197頁。 
  5. ^ 호국전몰용사공훈록 제5권(창군기)” (PDF). 韓国国防部軍史編纂研究所. p. 595. 2018年11月27日閲覧。
  6. ^ 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国編 中巻』、101頁。 
  7. ^ 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国編 下巻』、216頁。 
  8. ^ “[이상돈의 책을 통해 세상읽기]피로 얼룩진 격동과 혼란의 세월” (朝鮮語). 週刊京郷. (2015年12月15日). http://weekly.khan.co.kr/khnm.html?mode=view&artid=201512071730431&code=116 2016年1月31日閲覧。 
  9. ^ 양영조 2003, p. 9.
  10. ^ 白善燁. 군과 나. pp. 296 
  11. ^ “陸本 情報參謀部長 任命” (朝鮮語). 부산일보. (1959年3月2日). http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=19590302000015 2019年11月12日閲覧。 
  12. ^ “陸軍將星級異動” (朝鮮語). 부산일보. (1959年7月7日). http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=19590707000013 2019年11月12日閲覧。 
  13. ^ “陸軍參謀次長에 金炯一中將任命” (朝鮮語). 부산일보. (1960年9月3日). http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=19600903000060 2019年11月12日閲覧。 
  14. ^ “張昌國中將을 任命 陸軍參謀次長에” (朝鮮語). 부산일보. (1961年3月2日). http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=19610302000003 2019年11月12日閲覧。 
  15. ^ 豫備役編入 金炯一 陸軍中將” (韓国語). 国史編纂委員会. 2016年1月31日閲覧。
  16. ^ 김형일(金炯一)”. 韓国民族文化大百科事典. 2023年8月15日閲覧。
  17. ^ Kim Hyung Il”. Military Times. 2016年1月31日閲覧。

参考文献

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  • 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国篇 上巻 建軍と戦争の勃発前まで』原書房、1976年。 
  • 양영조 (2003). “한국전쟁기 해외 군사경력자들의 재편과정과 정치화”. 한국근현대사연구 (한국근현대사학회) 26: 187-208. 

外部リンク

[編集]
軍職
先代
申應均
陸軍本部兵器監
第3代:1949.6.20 - 1950.6.10
次代
申彦俸