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鈴木幹雄 (教育学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鈴木 幹雄(すずき みきお、1952年[1]- )は、教育学者神戸大学名誉教授、関西福祉大学名誉教授。

人物・来歴

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静岡県に生まれる。広島大学教育学研究科教育哲学講座卒、小笠原道雄教授のもと学ぶ[2]

1985年、神戸大学発達科学部助教授、2005年、同教授、2007年、人間発達環境学研究科教授、2017年、定年退職[3]。同年、関西福祉大学教育学研究科研究科長・教授、2022年、同退職。

18世紀フランス教育思想史研究から始まり、その後、ドイツ語圏の新教育の思想・歴史研究並びに、ドイツ芸術アカデミー改革史・理論史の研究、とりわけバウハウス研究に従事。 現在、19-20世紀の教育者・教育学者らの、教育的・教育学的遺産について、ドイツ、フランス、アメリカの教育学を中心に研究している。

著書

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単著・編著書
  • ドイツにおける芸術教育学成立過程の研究―芸術教育運動からG・オットーの芸術教育学へ―, 風間書房(2001).
  • バウハウスと戦後ドイツ芸術大学改革, 長谷川哲哉と共編著,風間書房(2009).
  • 子どもの心に語りかける表現教育―多様なアプローチと発想に学ぶ, 長谷川哲哉と共編著, あいり出版(2012).
  • 表現教育にはそんなこともできるのか―教師達のフレクシブルなアプローチに学ぶ, 佐藤昌彦と共編著, あいり出版(2014).
  • 亡命ドイツ人芸術大学長達の戦後芸術アカデミー改革, 編著, 風間書房(2014).
  • ドイツ新教育運動と学校教育学の成立―その歴史と理論, NPO瑞浪芸術館(2015).
  • 二〇世紀ドイツにおける造形表現舷研究と発想法教育学―シュトゥットガルト, バウハウス, J・イッテンの系譜―, 編著, 風間書房(2020).
共著
  • 近代教育思想の展開, 小笠原道雄編著, 福村出版, pp.266-283(2000)(担当章:第16章).
  • 「教科等の構成と開発に関する調査研究」研究成果報告書, 国立教育政策研究所, pp.49~61(2003)(担当章:(16)).
  • 諸外国の教育課程 (2)―教育課程の基準及び各教科等の目標・内容構成等―, 国立教育政策研究所, pp.174-175, 206~207(2007)(平成18年度調査研究*特別推進経費調査研究報告書)(担当:ドイツ,図画工作・美術系教科).
  • 教育的思考の作法2 教育学概論, 小笠原道雄監修, 福村出版, pp.182-195(2008)(担当章:第9章).
  • 教育哲学の課題「教育の知とは何か」―啓蒙・革新・実践, 小笠原道雄編, 福村出版, pp.124-138(2015)(担当章:第7章).

脚注

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  1. ^ 著者等紹介 紀伊國屋書店
  2. ^ 鈴木幹雄 HP
  3. ^ 鈴木幹雄 KAKEN