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スズカ・ヴォイスFM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鈴鹿コミュニティーから転送)
株式会社鈴鹿メディアパーク
愛称 Suzuka Voice FM
コールサイン JOZZ6AZ-FM
周波数/送信出力 78.3 MHz/20 W
本社・所在地
513-0825
三重県鈴鹿市住吉町8947番地
設立日 2008年8月11日
開局日 2009年3月20日
演奏所 所在地と同じ
送信所 所在地と同じ
中継局 なし
放送区域 鈴鹿市の一部
ネット配信 JCBAインターネットサイマルラジオ
公式サイト http://www.suzuka-voice.fm/
社屋の外観。右奥に送信タワーが見える。

鈴鹿ヴォイスFM(すずかヴォイスエフエム・: Suzuka Voice FM[1]は、三重県鈴鹿市の一部地域を放送区域として超短波放送FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である株式会社鈴鹿メディアパークの実施するコミュニティ放送の愛称である。

概要

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2008年開局。開局前の仮称は「KIZUNAネット鈴鹿FM」であった[2]

ショッピングセンター「フレスポ鈴鹿」の一角にある施設「SUZUCOMI」の一角に設置され、SUZUCOMIを運営している鈴鹿コミュニティーが当局の筆頭株主である。SUZUCOMI内には音楽ホール「SUZUKA VOICE HALL」がある。なお、鈴鹿コミュニティー社はミュージックバードの上位株主となっている[3]ほか、エフエム東京など都県域の放送局と提携した災害情報発信機能付きの自動販売機を開発している[4]

送信所もSUZUCOMIの一角に設置されている(屋上ではなく、地表から独自の送信塔が建設されている)。可聴エリアは鈴鹿市全域及び亀山市四日市市三重郡などの近郊都市で人口は約66万5千人[5]

時報はコールサイン、局名の読み上げのあと、レースマシンの通過音で正時を知らせる。

後述の給与遅配問題発生以前はスズカ・ヴォイスFM、全時間帯がオリジナル番組で構成されるようになってからは鈴鹿ヴォイスFMと表記されている。ポスターやロゴマークでは「鈴ラジ」という表記も行われるが、正式名称としては英語表記の「Suzuka Voice FM78.3MHz」と周波数まで入れたものを使用する。コールもこの形で行われている。

沿革

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  • 2008年平成20年)
  • 2009年(平成21年)
  • 2015年(平成27年)6月19日 - 鈴鹿メディアパークの資金繰りの問題から給与遅配が発生。全従業員が退職願を提出し、2日間に渡り番組が放送できない状態に陥る[6]
    • この影響で同年4月からミュージックバードを通じて全国のコミュニティ放送局に配信中だった自社制作番組「YAN!YOUNG!!ミュージック☆アワー」が月末を以て配信打ち切りとなった。
  • 2016年(平成28年)9月30日 - この日をもってミュージックバードから受けていた番組配信を終了し、ジャンルごとに分かれた音楽番組をスタート。翌10月1日より全放送番組が自社制作となる。
  • 2019年(平成31年)4月1日 - 自社制作番組「パパママおやすみ♡」がミュージックバードに採用[7]されたことに伴い、深夜帯を中心に再び一部の番組がミュージックバードからの配信に変更された。
  • 2020年令和2年)12月1日 - JCBAに加入。

編成

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ハーバーステーション(敦賀FM放送)・FMひこねRadio Sweet(びわ湖キャプテン)との共同制作番組「土日どこ行く」や、いなべエフエムCTY-FM・FMなばり(アドバンスコープ)との共同制作番組「みえ4局おでかけナビ」など、合同制作の番組やミュージックバードの番組も放送している。CTY-FM制作の「アムリタイム」との枠交換に伴い、当局制作「大好き!ヴィアティン」を2020年4月からCTY-FMで放送している。

昼の生放送番組ではYouTubeでのスタジオ動画配信が行われている。

鈴鹿サーキットF1鈴鹿8耐などのビッグレースが開催されるときは、周辺の交通情報や駐車場案内、サーキット内からの情報を放送しており、2015年よりF1日本グランプリ・8耐・SUPER GT SUZUKA 1000km・スーパーフォーミュラなどのレース実況放送が行われている[8]が、F1とSUPER GTはサイマルラジオでの放送はスポンサーの関係で行うことができない。2018年よりスタートする「SUZUKA 10H(鈴鹿10時間耐久レース)」の実況放送もスタートし、全部で6つのビッグレースを放送している[9]

主な番組

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  • 〈生放送〉朝の情報バラエティ番組 Suzuka Morning voice!(月 - 金 7:00 - 9:00) - YoutubeLiVE配信あり
    • ラジオDE体操(7:44〜)
    • 自治会だより(8:40〜)
    • 鈴鹿市広報番組(月・水・金 7:50/火・木8:03)
    • レッツプレイボール(金 7:10頃)
  • 〈生放送〉お昼の情報バラエティ めっちゃすずか!(月 - 金 12:00 - 15:00) - YoutubeLiVE配信あり
    • 三重県議会議員 藤田よしみ「県政まる三重レポート」(月・水・金 12:40〜)
    • 神戸高校放送部番組「神戸高校のこっちなんです」(木・12:40頃)
    • 神戸高校放送部番組「神戸高校の鈴Call(スズコール)」(第1火・12:45頃)
    • SYCGレブトーク(水・13:20頃)
    • ラジオ社協すずか(木・14:20頃)
    • ラジオかめやま社協だより(第1火・14:20頃)
  • 〈生放送〉Music and Infomation SUNSET VOX(月 - 金 18:30 - 19:00) - YoutubeLiVE配信あり
    • 鈴鹿市広報番組(月・水・金・16:30/火・木 17:30)
  • 鈴ラジ VOX(火 - 日曜 18:30 - 19:00) - タワーレコーズ提供
  • SUMS(サムス)ラジオ(月曜 18:30~18:45、[再]火曜 20:00〜20:15、金曜 15:30〜15:45)
  • 鈴ラジミュージック・アワー(月 - 日曜 22:30 - 23:00、月 - 火曜 15:00〜16:00、水 - 木曜 15:30〜16:00、金曜 15:45~16:00・月曜 18:00〜18:30、18:45〜19:00、火曜 20:15〜20:30、水曜 20:00〜20:15、木曜 20:00〜20:30、土曜 22:00〜23:00) - スタッフおススメ楽曲をノンストップで放送
  • 学校だいすき(火〜水曜18:00~18:30、[再]木曜 15:00〜15:30、土曜 20:00〜20:30)
  • おおきくなったらなになりたい?!(木曜 18:00~18:30、[再]火曜 15:00〜15:30、日曜 18:00〜18:30)
  • カノンとゆる~く「アニトーク」(月・水・金曜 22:00~22:30、[再]火・木曜 22:00~22:30)
  • GLAY専門プログラム~ GLAYER HITS(月 20:00 - 20:30、[再]木曜 20:00~20:30)
  • 牛込伸一のちょっと一駅(水曜 20:30 - 21:00) - アーカイブ配信あり
  • みえ4局おでかけナビ(金・土曜 9:00~9:30、[再]金曜 15:00~15:30)※ ads.FM鈴鹿ヴォイスFMCTY-FMいなべFMをローカルネット番組。
  • 土日どこ行く?(金・土曜 9:30~10:00、[再]金曜 18:00~15:30)
  • パパママおやすみ♡(月 - 日 20:30 - 22:00)‐ 子供向けの絵本読み聞かせ番組。土日も含め毎日放送されている。90分番組は30分ごと3部に分かれ、それぞれ別の物語が放送される。ミュージックバードでは、「童話のこころ~チャイルドケア・サポート」と改題の上で月曜から金曜の18:30 - 19:00に放送。ただし当局ではこの時間帯では放送されない。どちらも、鈴鹿メディアパークのスタジオ[10]にて番組収録している。
  • おはよう演歌♪(月 - 日 4:00 - 6:00)
  • pinkeye Seacret DJ Time(日曜 22:00〜22:30)

スタジオ

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  • studio Breath(『Suzuka Morning Voice!』『めっちゃすずか』などで使用)
  • studio Lipstick(『Sunset VOX』で使用)

免許人

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免許人の株式会社鈴鹿メディアパークは地元企業や鈴鹿市の出資により設立された。放送業務のほか、フリーマガジンの発行、貸ホールおよびレンタルスタジオの運営なども行う。

要目[11]
  • 本社:三重県鈴鹿市住吉町8947番地
  • 設立:2008年(平成20年)8月11日
  • 資本金:9,900万円
マスメディア集中排除原則にいう支配関係者[12]

株主

緊急防災ラジオ

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鈴鹿メディアパークは、2011年(平成23年)4月より市民を対象に緊急防災ラジオレンタルを開始した[14]

スズカ・ヴォイスFM以外のNHK-FMFM三重も受信できる[15]

脚注

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  1. ^ 2016年度以前の公式名称はスズカ・ヴォイスFM
  2. ^ 三重県鈴鹿市にコミュニティFM放送局を中心としたメディア複合施設「鈴鹿メディアパーク」が12月オープン value press 2008年8月19日
  3. ^ 会社概要 ミュージックバード 2021年6月21日
  4. ^ FM局災害情報、自販機で発信 鈴鹿コミュニティー 日本経済新聞 2022年12月20日
  5. ^ 放送サービスエリア Suzuka Voice(Internet Archiveのアーカイブ:2016年3月24日収集)
  6. ^ 鈴鹿のFMが自社番組中止 全社員が出勤拒否 伊勢新聞 2015年6月22日(同上:2015年6月22日収集)
  7. ^ 4月より当鈴鹿ヴォイスFM制作の就寝時の読み聞かせ番組「パパママおやすみ♡」が、ミュージックバードにて全国放送されることとなりました。”. suzuka-voice.fm (2019年4月1日). 2019年4月25日閲覧。
  8. ^ 鈴鹿、F1とSGTの場内実況を地元FMラジオで生放送 AUTO SPORT web 2015年8月6日
  9. ^ 鈴鹿サーキットレース実況生放送番組Suzuka Voice FM 78.3MHz(2019年5月9日)2019年6月17日閲覧。
  10. ^ 施設概要|株式会社鈴鹿メディアパーク
  11. ^ 会社概要 - 鈴鹿メディアパーク(Internet Archiveのアーカイブ:2016年10月18日収集)
  12. ^ コミュニティ放送事業者 - マスメディア集中排除原則について(総務省電波利用ホームページ)
  13. ^ 株主一覧 - 鈴鹿メディアパーク(Internet Archiveのアーカイブ:2016年10月18日収集)
  14. ^ 緊急防災ラジオ 鈴鹿メディアパーク(Internet Archiveのアーカイブ:2011年8月25日収集)
  15. ^ 緊急防災ラジオ 同上

関連項目

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外部リンク

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