鎮国寺
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(鎭國寺から転送)
鎮国寺 | |
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境内遠景 | |
所在地 | 福岡県宗像市吉田966 |
位置 | 北緯33度50分04.5秒 東経130度31分03.4秒 / 北緯33.834583度 東経130.517611度座標: 北緯33度50分04.5秒 東経130度31分03.4秒 / 北緯33.834583度 東経130.517611度 |
山号 | 屏風山 |
宗派 | 真言宗御室派 |
寺格 |
別格本山 宗像大社の神宮寺・別当寺 |
本尊 | 大日如来 |
創建年 | (伝)大同元年(806年) |
開山 | (伝)空海(弘法大師) |
正式名 | 屏風山鎮国寺 |
札所等 |
九州西国霊場第三十一番札所 九州八十八箇所霊場第八十八番 九州三十六不動霊場第三十四番札所 九州三十三観音霊場第一番札所 |
法人番号 | 7290005005819 |
鎮国寺(ちんこくじ)は、福岡県宗像市吉田に所在する寺院。宗派は真言宗御室派で別格本山。山号は屏風山。本尊は大日如来。九州西国霊場第三十一番札所、九州八十八箇所霊場第八十八番、九州三十六不動霊場第三十四番札所、九州三十三観音霊場第一番札所。昔は宗像大社の神宮寺であった。
概要
[編集]寺伝によれば、空海(弘法大師)が第16次遣唐使船で唐に渡航中に大暴風雨に遭遇した際に、海の守護神・宗像三神などに祈誓を込めたところ、波間に不動明王が現れ、右手に持っていた利剣で波を左右に振り払い、暴風雨を静め、空海は無事に入唐することが出来たという。
その後、長安(現在の西安)に於いて青龍寺の恵果和尚より真言の秘法を授かり、806年に博多に到着し帰国すると、まず宗像大社に礼参した。その時、屏風山の瑞雲が棚引くのを見て、奥の院岩窟に於いて修法を始めたところ、「この地こそは鎮護国家の根本道場たるべき霊地」というお告げを聞き、一宇を建立して屏風山鎮国寺と号した。このころ空海は大宰府に数年間滞在している。
御室派仁和寺第50世門跡、立部祐道同派前管長の自坊である。なお父の立部瑞祐も御室派第43世門跡であった。
境内
[編集]宗像大社のすぐ東、釣川を渡った小高い丘の上に鎮座する。境内には多様な花木が植えられており、「花の寺」とも呼ばれている。
本堂は慶安3年(1650年)、福岡藩二代藩主黒田忠之の再建。4月28日のみ開帳される秘仏の木造不動明王立像は、国の重要文化財。五仏堂の仏像群は福岡県指定文化財。
土産
[編集]宗像市の名物、饅頭の「ちんこく」は鎮国寺ゆかりの饅頭。菓子店、鎮国饅頭の鼓家の商品。
交通アクセス
[編集]- JR九州鹿児島本線東郷駅から西鉄バス神湊波止場ゆきに乗車し「宗像大社前」下車、徒歩17分(1.4km)
- マイカーの場合、九州自動車道若宮インターチェンジから17㎞、もしくは古賀インターチェンジから16㎞
- 駐車場あり