コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

九州西国三十三箇所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
九州西国霊場から転送)

九州西国三十三箇所(きゅうしゅうさいごくさんじゅうさんかしょ)は、九州七観音[1]を含む福岡県佐賀県長崎県大分県熊本県の33箇所の観音霊場。半数近くが天台宗の寺院である。

起源は古く奈良時代、法蓮上人と仁聞菩薩が十八の霊場を巡拝したことによる。

一部寺院は筑後三十三観音霊場と重複する。

平成25年(2013年)、「中国三十三観音霊場」と「四国三十三観音霊場」と当霊場が結び付き、百八観音霊場として開創する。同年4月18日、中国観音霊場第1番西大寺において開創記念法要が催された。

なお、百八観音霊場の場合は、当霊場は75番から108番となり、「85番 興山寺」が追加される

霊場一覧

[編集]
札所 山号 宗派 霊場本尊 所在地
第一番 英彦山 霊泉寺 天台宗修験道 千手観音 福岡県添田町英彦山1240
第二番 大久山 長谷寺 高野山真言宗 十一面観音 大分県中津市三光西幕秣1893
第三番 補陀落山 清水寺 曹洞宗 十一面千手観音 大分県宇佐市清水443
第四番 宇佐宮 大楽寺 高野山真言宗 如意輪観音 大分県宇佐市南宇佐2077
第五番 長岩屋山 天念寺 天台宗 聖観音 大分県豊後高田市長岩屋
第六番 足曳山 両子寺 天台宗 十一面千手観音 大分県国東市安岐町両子1548
第七番 宝籠山 宝満寺 天台宗 十一面千手観音 大分県別府市田の口1
第八番 飛来山 霊山寺 天台宗 十一面観音 大分県大分市岡川855
第九番 高城山 観音院 天台宗 如意輪観音 大分県大分市千歳高城山
第十番 九六位山 円通寺 天台宗 千手観音 大分県大分市広内442
特別 高野山 興山寺 高野山真言宗 十一面観音 大分県臼杵市福良2366
第十一番 有智山 蓮城寺 高野山真言宗 千手観音 大分県豊後大野市三重町内山527
第十二番 金剛山 青龍寺 天台宗 十一面観音 熊本県阿蘇市一の宮町宮地165
第十三番 阿蘇山 西巌殿寺 天台宗 十一面観音 熊本県阿蘇市黒川1114
第十四番 岩殿山 雲巌禅寺 曹洞宗 四面馬頭観音 熊本県熊本市松尾町平山589
第十五番 宇今山 普光寺 天台宗 千手観音 福岡県大牟田市今山2538
第十六番 本吉山 清水寺 天台宗 千手観音 福岡県みやま市瀬高町本吉1119-1
第十七番 巨泉山 永興寺 天台宗 千手観音 福岡県みやま市瀬高町大草902
第十八番 山本山 観興寺 曹洞宗 千手観音 福岡県久留米市山本町耳納2129
第十九番 石垣山 観音寺 天台宗 十一面観音 福岡県久留米市田主丸町石垣275
第二十番 仁比山 仁比山地蔵院 天台宗 千手観音 佐賀県神埼市神埼町的1688
第二十一番 清水山 宝地院 天台宗 千手観音 佐賀県小城市小城町松尾2209-1
第二十二番 竹崎山 観世音寺 真言宗御室派 千手観音 佐賀県太良町竹崎248
第二十三番 法川山 和銅寺 曹洞宗 十一面観音 長崎県諫早市法川20
第二十四番 田結山 観音寺 曹洞宗 聖観音 長崎県諫早市飯盛町里118
第二十五番 長崎山 清水寺 真言宗霊雲寺派 千手観音 長崎県長崎市鍛冶屋町8-43
第二十六番 円通山 観音寺 曹洞宗 千手観音 長崎県長崎市脇岬町2330番地
第二十七番 福石山 清岩寺 真言宗智山派 十一面観音 長崎県佐世保市福石町24-5
第二十八番 円通山 常安禅寺 曹洞宗 十一面観音 佐賀県唐津市北波多徳須恵365
第二十九番 雷山 千如寺大悲王院 真言宗大覚寺派 十一面千手観音 福岡県糸島市雷山626
第三十番 東油山 正覚寺 臨済宗東福寺派 千手観音 福岡県福岡市城南区東油山508
第三十一番 屏風山 鎮国寺 真言宗御室派 大日如来 福岡県宗像市吉田966
第三十二番 冷泉山 龍宮寺 浄土宗 聖観音 福岡県福岡市博多区冷泉町4-21
第三十三番 清水山 観世音寺 天台宗 聖観音 福岡県太宰府市観世音寺5-6-1

※太字は九州七観音

脚注

[編集]
  1. ^ 第19番 石垣山 観音寺・第20番 仁比山 仁比山地蔵院・第22番 竹崎山 観世音寺・第23番 法川山 和銅寺・第24番 田結山 観音寺・第26番 円通山 観音寺・第27番 福石山 清岩寺

関連項目

[編集]

外部リンク 

[編集]