長延寺
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長延寺 | |
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所在地 | 東京都杉並区和田一丁目44番24号 |
山号 | 萬昌山(ばんしょうざん) |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 文禄3年(1596年) |
開山 | 喚英長応 |
開基 | 成瀬正成、今川直房 |
正式名 | 萬昌山長延寺 |
別称 | ぼたもち寺 |
法人番号 | 5011305000365 |
長延寺(ちょうえんじ)は、東京都杉並区和田一丁目にある曹洞宗の寺院。山号は萬昌山(ばんしょうざん)。
かつては江戸市ヶ谷に所在した寺で、旧地には市谷長延寺町という地名が残る。境内に「ぼたもち地蔵」があり、「ぼたもち寺」の別称がある。
歴史
[編集]文禄3年(1596年)、江戸市谷に創建。実質的な開山者は笑岩長闇である。笑岩長闇は徳川家康が浜松で帰依していた僧で、江戸入りの際に伴われた。笑岩長闇は師の喚英長応(上野国長年寺10世)を当寺の開山とし、自らを2世と位置づけた[1]。
開基は当初成瀬正成(犬山城主)とされていたが、その後成瀬氏は檀家を離れた。寛文元年(1661年)、今川直房(範英)を当寺に葬ったのを機に、今川直房を開基として改めた。以後、今川氏の菩提寺となり、歴代当主の葬地[注釈 1]となった。明治42年(1909年)、現在地に移転[1]。
施設・史跡
[編集]- 牡丹餅地蔵
- 次のような伝承から、子授け・子育ての信仰を集める。
寺が市ヶ谷にあったころ、門前の桶屋の夫婦が地蔵に願掛けをしたところ、子を授かった。しかし、母子は産後の肥立ちが悪く危険な状態にあった。父が再び願掛けをすると、地蔵は小僧に姿を変えて牡丹餅を与えた。この牡丹餅を食べた母は回復して乳の出もよくなり、子も元気に育ったという[1]。
- 次のような伝承から、子授け・子育ての信仰を集める。
- 墓地
アクセス
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 今川家歴代の墓石は移転時に行方不明になったらしく、現在今川氏の墓石は2基のみが確認できる。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年