長田紫乃
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ながた しの 長田 紫乃 | |
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生年月日 | 1986年10月23日(38歳) |
国籍 | 日本 |
身長 | 155cm |
血液型 | A型 |
職業 | 女性俳優、翻訳家 |
所属劇団 | I.N.S.N.(イナセナ)企画 |
公式サイト | http://inasena-kikaku.com |
長田 紫乃(ながた しの、1986年10月23日 - )は、日本の女性俳優、翻訳家。ドイツ戯曲の翻訳、上演で知られる[1]。ベルリン在住。演劇ユニット「I.N.S.N.(イナセナ)企画」主宰[2]。
人物
[編集]神奈川県横浜市生まれ。幼少期をオーストリア(0~4歳) 、ドイツ(4〜7歳)で過ごした後、群馬県前橋市に移る[3]。前橋市立第六中学校、群馬県立高崎女子高等学校を経て、東京大学文学部(ドイツ文学専攻)を卒業[3]。文学座附属演劇研究所(第47期)出身。2012年秋に I.N.S.N.企画を立ち上げた[4]。
2014年ごろから戯曲翻訳の一部で、ドイツ政府が設立した国際文化交流機関であるゲーテ・インスティトゥートの助成を受けるようになる。日本の文化庁の2016年度新進芸術家海外研修(演劇)対象者として渡独[5]し、現在に至る。
家族・親族
[編集]- 父は鹿児島国際大学国際文化学部音楽学科教授で、元群馬交響楽団コンサートマスターの長田新太郎。東京都生まれ。慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部を卒業[6]。在学中は慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラのコンサートマスターも務めた[6]。その後、ヴァイオリニストを志し、徳永二男、海野義雄に師事、本格的な勉強を始めた[7]。東京藝術大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻に入学し、阿部靖のもとで研鑽を積む。同大学卒業後は、ソリストとして活躍する一方、伴有雄の紹介により、ニュー・フィル・ハーモニー・オーケストラ千葉の創設に参加、コンサートマスターを務めた[8]。1987年に留学のため同オーケストラを退団、ウィーン市立音楽院にて、A・アレンコフに師事。在学中もヨーロッパ各地、中国、日本等で、ソロ、室内楽の分野で活躍を続ける。1990年、J・S・バッハ生誕の地にある、ドイツ・アイゼナハ州立劇場管弦楽団と特別契約、首席コンサートマスターとなる[8]。シンフォニー、オペラ、現代音楽、宗教音楽と幅広い活躍をする。1992年には、ドイツワグナー協会よりバイロイト奨学生に選ばれた。1994年1月、アイゼナハ州立管弦楽団を退団。1994年2月から2010年3月まで群馬交響楽団コンサートマスターを務めた[8]。同年4月より現職。その他、島根県立看護短期大学客員教授なども務めた[6]。
- 母はフルート奏者の長田万希。東京都出身。東京学芸大学大学院音楽科修士課程を修了後に渡欧し、ウィーン市立音楽院に学んだ[8]。フルートを吉田雅夫、三村園子、G・ヘヒテル各氏に師事。ウィーン市立音楽院管弦楽団首席フルート奏者を務めた後、ドイツに居を移し、ドイツ国内でフリー奏者としてオーケストラ、室内楽、ソロの分野で活躍。1994年に帰国し、活動の場を日本に移した[8]。
- 弟はプロのバレエダンサーで、ドイツ北東部のアンハルティシェス・テアター・デッサウ(ドイツ語: Anhaltisches Theater Dessau)所属の長田新之介。1992年にドイツ・アイゼナハで生まれ、幼少期を群馬県前橋市で過ごした。慶應義塾湘南藤沢高等部卒業[9]、慶應義塾大学文学部中退[10]。10歳のときに群馬音楽センターで上演された『白鳥の湖』を観たことをきっかけとしてバレエを始め、21歳でプロのバレエダンサーを目指してドイツに渡り、ニュルンベルクのバレエ学校で3年近く学んだ[9]。現在はデッサウに在住[9]。
- 父方の遠縁に第74代内閣総理大臣竹下登がいる。
公演
[編集]I.N.S.N.企画
[編集]- 新・スチュワーデス物語(2012)
- 金色の龍(2013、原題:Der goldene Drache)
- 出演:原田大二郎、玉井碧、大原康裕、西村俊彦、増岡裕子、長田紫乃
- 脚本:ローラント・シンメルプフェニヒ(ドイツ語: Roland Schimmelpfennig)
- 翻訳:長田紫乃 演出:中野志朗
- 場所:ギャラリーLE DECO
- 破産(2014)
- カスパーホイザーメア~そのドア、開けるの、開けないの?~(2014、原題:Kaspar Häuser Meer、 ゲーテ・インスティトゥート翻訳助成作品)
- 出演:氏家恵、増岡裕子、長田紫乃
- 作:フェリツィア・ツェラー(ドイツ語: Felicia Zeller)
- 翻訳:長田紫乃/演出:小山ゆうな
- 共催:東京ドイツ文化センター
- 場所:赤坂エノキザカスタジオ
- 山歩き♡がきれいなの(2017、原題:Mein Herz ist rein)
- 出演:モロ師岡、氏家恵、霜山多加志、今井勝法、井上花菜、長田 紫乃
- 作:マルティン・ヘックマンス(ドイツ語: Martin Heckmanns)
- 翻訳:長田紫乃/演出:小山ゆうな
- 場所:赤坂エノキザカスタジオ
翻訳のみの作品
[編集]ドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ
[編集]ゲーテ・インスティトゥート翻訳助成作品[12]。
- 観客たち(2017、原題:Die Zuschauer)
- 作・マルティン・ヘックマンス(ドイツ語: Martin Heckmanns) 演出・所 奏
- 出演:押切英希、山本郁子[要曖昧さ回避]、亀田佳明、伊藤安那、前東美菜子、岡本温子
- 明日から世界が! (2017、原題:Und jetzt: die Welt!)
- 作・ジビレ・ベルク(ドイツ語: Sibylle Berg) 演出・西本由香
- 出演:伊藤安那
その他
[編集]- 春のめざめ (2014、原題:Frühlings Erwachen)
- 背骨パキパキ「回転木馬」 (2014、原題:Liliom)
脚注
[編集]- ^ “ミュルハイム演劇祭(de)”. 2017年12月21日閲覧。
- ^ “inasena-kikaku”. 2017年12月21日閲覧。
- ^ a b “Profile | Shino Tag”. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “《旬の人》長田紫乃さん”. 上毛新聞: pp. 文化面. (2012年8月4日)
- ^ “新進芸術家の海外研修”. 2017年12月21日閲覧。
- ^ a b c “研究者情報詳細”. researcher.iuk.ac.jp. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “長田新太郎”. ルートヴィヒ室内管弦楽団. 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b c d e “第27回院内コンサート 1997.2.20 - わたなべ整形外科”. わたなべ整形外科 - 足利市の整形外科|脊椎、手足の各種疾患と外傷治療 (1997年2月20日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b c “室賀バレエスクール - 室賀バレエスクール卒業生の長田新之介君が、上毛新聞の『旬の人』に取り上げて頂きました。 夢に向かって一歩ずつ歩みを進めている彼を皆で応援しています(*^_^*) 世界の大舞台で当スクールの卒業生が活躍することを楽しみにしています(*^_^*) | Facebook”. www.facebook.com. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “長田 新之介”. www.facebook.com. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “inasena-kikaku”. 2017年12月21日閲覧。
- ^ “ドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ”. 2017年12月21日閲覧。
参考文献
[編集]- “shino tag”. 2014年10月25日閲覧。