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長者町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちょうじゃまち
長者町
廃止日 1961年8月1日
廃止理由 新設合併
長者町太東町岬町
現在の自治体 いすみ市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
夷隅郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 18.81 km2.
総人口 6,682
(1960年)
隣接自治体 太東町、夷隅町大原町
長者町役場
所在地 千葉県夷隅郡長者町大字長者町
座標 北緯35度18分00秒 東経140度23分12秒 / 北緯35.29994度 東経140.38675度 / 35.29994; 140.38675座標: 北緯35度18分00秒 東経140度23分12秒 / 北緯35.29994度 東経140.38675度 / 35.29994; 140.38675
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長者町(ちょうじゃまち)は、千葉県夷隅郡にかつて存在したである。

地理

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  • 岬町の南部、現在のいすみ市の東部に位置する。
  • 町域のがちな地形が多い。
  • 町は夷隅川の河口に位置している。
  • 町は太平洋に面している。

歴史

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一帯に柴胡(さいこ)という草が一面に茂っていたことから柴胡原と呼ばれ、無人であったが、江戸から房州へ向かう旅人の宿泊地として旅館や商店が現れ、房総の宿駅として発展した。万治年間に家数35軒ほどとなったのを機に、領主阿部播磨守に願い出て町となり、領主の邸が江戸下谷の長者町にあったことから「長者町」と名付けた。

明治22年町村制施行により、江場土郷、臼井郷(井沢、三門、東小高)を合併し、「旭町」としたが、下総の旭町(現旭市)と混同しやすいことから、明治33年再び長者町と改め、昭和28年中根村と合併し、長者町となった[1]

沿革

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行政区域変遷

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  • 変遷の年表
長者町町域の変遷(年表)
月日 旧長者町町域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行に伴い、以下の町村がそれぞれ発足[2][3]
  • 旭町 ← 長者町・江場土村・三門村・井沢村・東小高村
  • 中根村 ← 中滝村・東中滝村・押付村・嘉谷村・鴨根村
1900年(明治33年) 7月25日 旭町は改称し長者町となる。
1953年(昭和28年) 7月1日 長者町は中根村と合併し長者町が発足。
1961年(昭和36年) 8月1日 長者町は太東町と合併し岬町が発足。長者町は消滅。
2005年(平成17年) 12月5日 岬町は夷隅町大原町と合併しいすみ市が発足。岬町は消滅。
  • 変遷表
長者町町域の変遷表
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
長者町 旭町 明治33年7月25日
長者町に改称
昭和28年7月1日
長者町
昭和36年8月1日
岬町
平成17年12月5日
いすみ市
いすみ市
江場土村
三門村
井沢村
小高村 明治12年
東小高村
部田村 明治12年
中滝村
中根村 中根村
福原村 明治4年
東中滝村
小福原村
押日村
嘉谷村
鴨根村

人口・世帯

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1953年以前は旧中根村の分は含まれない。

人口

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総数 [単位: 人]

1902年(明治36年) 3,586
1920年(大正 9年) 3,143
1940年(昭和15年) 3,160
1950年(昭和25年) 4,331
1960年(昭和35年) 6,682

世帯

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総数 [単位: 世帯]

1940年(昭和15年) 672
1950年(昭和25年) 888
1960年(昭和35年) 1,411

交通

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鉄道

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道路

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脚注

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  1. ^ 町の生い立ち旧岬町役場
  2. ^ 岬町『岬町史』、岬町、1983年より
  3. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201より

関連項目

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