長谷川浩己
表示
長谷川 浩己(はせがわ ひろき、1958年 - )は、日本のランドスケープ・アーキテクト。 オンサイト計画設計事務所パートナー、武蔵野美術大学特任教授。登録ランドスケープアーキテクト。荒れ地学会会員。千葉大学、東京理科大学、法政大学非常勤講師。千葉県生まれ。
略歴
[編集]千葉大学園芸学部緑地環境学科を卒業し、東京都特別区職員を経て、アメリカ合衆国・オレゴン大学大学院修士課程に留学。1985年大学院を修了しMLA取得後、カドゥチ・ハーマン・アソシエイツ、1988年からサンフランシスコにてジョージ・ハーグレイブスのハーグレイブス・アソシエイツに1991年まで勤務。帰国後はササキ・エンバイロメント・デザイン・オフィスを経て、1998年にオンサイト計画設計事務所を共同設立。 オンサイト計画設計事務所一連の作品に対して、2007年にUrban Design Prizeを受賞。 ミラノ市主催による新都心中央公園のポルタ・ヌオーヴァ公園国際コンペで石本建築事務所とJVで参加し、2等賞に入選した。
主な作品と受賞歴
[編集]- 気仙沼内湾ウォーターフロント復興計画 釜石東部地区 津波復興拠点整備事業(釜石の広場など)[1]
- 陸前高田市・今泉地区の復興まちおこし計画[2]
- 横浜・ポートサイド地区帷子川水際公園(現・ポートサイド公園)(コンペティション最優秀賞案、グッドデザイン賞)
- 多々良沼公園/館林美術館ランドスケープ(日本造園学会賞、グッドデザイン賞)[3]
- 学校法人廣池学園瑞浪キャンパス
- ナポリ大学キャンパス
- 北上市文化交流センター さくらホール
- 二番町ガーデン(ビルディング)屋上庭園
- 浜名湖花博 しずおか国際園芸博覧会「パシフィックフローラ2004」「第21回全国都市緑化しずおかフェア」浜松館庭園インスタレーション
- 東雲キャナルコートCODAN中央街区・ランドスケープ(グッドデザイン賞金賞共同受賞、BCS賞特別賞)[4]
- 日本橋一丁目三井ビルディング 日本橋コレド/日本橋コレドアネックス広場リニューアル計画(グッドデザイン賞共同受賞)
- 元麻布C-MA3(JCDデザイン賞共同受賞)
- 丸の内オアゾランドスケープ
- 星野リゾートハルニレテラス 軽井沢[5]、星のや軽井沢ランドスケープ(AACA 芦原義信賞、アジア建築家評議会アルカシア建築賞ゴールドメダル、JIA環境建築賞、グッドデザイン賞、土木学会デザイン賞選考委員特別賞)、星のや竹富島[6]、星のや富士[7][8]、星のやバリ[9]、小淵沢リゾナーレZONA ガーデン、ホテル・ブレストンコート・林の中庭
- 陸前高田箱根山テラスのランドスケープ(JCD Design Award 2015 銀賞等)
- 名取市文化会館ランドスケープ
- 大沢野町健康ふれあい広場(大沢野町健康福祉センターワークステーション)[10]
- 国際研究交流大学村・東京国際交流館ランドスケープ
- 万科上海支社
- 赤坂サカスランドスケープ
- 立正大学熊谷キャンパス[11]
- オガール・タウンオガール広場(岩手県紫波郡紫波町、2018年日本建築学会賞)[6]
著書
[編集]- 単著
- 風景にさわる ランドスケープデザインの思考法 丸善出版、2017
参考文献
[編集]- ランドスケープデザイン No.109 2016年
- 新建築 2005年6月号 新建築社
- 新建築.1997年11月号 新建築社 解説:デザインされた風景
- JA 98 Landscape in Japanese Architecture 2015 新建築社
- SD 9806 風景創出の現在 ランドスケープ・アーキテクトの挑戦 鹿島出版会
- SD 9407 ミニマリストの庭 鹿島出版会
- SD 9612 渡辺真理+木下庸子/設計組織ADH+三谷徹+長谷川浩己/S.E.D.O./ 鹿島出版会
- SD 9801 RE 鹿島出版会
- 建築雑誌 (1640), 2013年1月号 座談会 : 福島の復興(座談会,第2部 復興を支える建築学,<特集>福島と建築学) 日本建築学会刊
- 建築雑誌 (1391), 32, 1996年7月号(<特集>建築家をとりまくコンサルティング)日本建築学会刊
- 季刊みづゑ. (963) 美術出版社, 1992年6月
- 建築雑誌.作品選集 (1616) 2011年3月20日刊 日本建築学会刊
- 日経アーキテクチュア (915), 30-33, 2009年12月21日号
- ランドスケープ研究 67(1), 2003年8月号 日本造園学会刊
脚注
[編集]- ^ ランドスケープデザイン No.109
- ^ 土木學會誌 98(7), 54-57, 2013年7月15日号
- ^ ランドスケープ研究 67(1)
- ^ 新建築 2005
- ^ JA 98、建築雑誌.作品選集 (1616)
- ^ a b JA 98
- ^ moreFocus 両者「元請け」で対等に調整 (フォーカス[建築] 星のや富士(山梨県富士河口湖町) 斜面地の森を生かし宿泊客を屋外に誘う)日経アーキテクチュア (1060), 83-85, 2015年11月25日号
- ^ 星野リゾートも魅了された宿泊新業態 INTERVIEW 「星のや富士」を通じて自分たちも感じたグランピングの魅力を伝えたい (特集 ホステル 民泊 グランピング 宿泊ビッグバン)レジャー産業資料 48(7), 62-65, 2015年7月号
- ^ インタビュー 建築から読み解く、 (圧倒的非日常感を追求した「星のや」が待望の海外初進出 星のやバリ) 月刊ホテル旅館 54(5), 89-91, 2017年5月号
- ^ 解説:デザインされた風景 新建築 72(12), 131, 1997年11月号
- ^ 立正大学熊谷キャンパス再整備(関東)建築雑誌.作品選集(1630), 100-101, 2012年3月20日刊
外部リンク
[編集]- 長谷川浩己(武蔵野美術大学)
- オガール・タウンのランドスケープ - 長谷川との対談動画