関下稔
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関下 稔(せきした みのる/朝日稔、1942年2月25日 - )は、日本の経済学者。学位は、経済学博士。専門は国際経済学。立命館大学名誉教授。元日本国際経済学会会長(2004-2006年)。2020年瑞宝中綬章受章。
略歴
[編集]埼玉県生まれ。1965年早稲田大学第一商学部卒業後、早稲田大学大学院商学研究科修士課程を経て、1972年京都大学大学院経済学研究科修了。
山口大学経済学部助教授、立命館大学経営学部教授、立命館大学国際関係学部教授、名古屋学院大学商学部教授を経て、立命館大学国際関係学部特任教授。2020年瑞宝中綬章受章[1][2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『現代アメリカ貿易分析――パクス・アメリカーナの生成・展開・再編』(有斐閣, 1984年)
- 『現代世界経済論――パクス・アメリカーナの構造と運動』(有斐閣, 1986年)
- 『日米貿易摩擦と食糧問題』(同文舘, 1987年)
- 『大学教員の自画像――国際経済学者の場合』(朝日堂, 1989年)
- 『日米経済摩擦の新展開』(大月書店, 1989年)
- 『競争力強化と対日通商戦略――世紀末アメリカの苦悩と再生』(青木書店, 1996年)
- 『現代多国籍企業のグローバル構造――国際直接投資・企業内貿易・子会社利益の再投資』(文眞堂, 2002年)
- 『多国籍企業の海外子会社と企業間提携――スーパーキャピタリズムの経済的両輪』(文眞堂, 2006年)
- 『国際政治経済学の新機軸――スーパーキャピタリズムの世界』(晃洋書房, 2009年)
- 『国際政治経済学要論―学際知の挑戦』(晃洋書房, 2010年)
共著
[編集]編著
[編集]- 『現代金融資本の諸理論――多国籍企業と多国籍銀行の多重的ネットワーク』(同文舘, 1989年)
共編著
[編集]- (奥田宏司)『多国籍銀行とドル体制――国際金融不安の構図』(有斐閣, 1985年)
- (杉本昭七・藤原貞雄・松村文武)『現代世界経済をとらえる――ニュー・インターナショナル・エコノミックス25』(東洋経済新報社, 1987年)
- (森岡孝二)『今日の世界経済と日本(1)世界秩序とグローバルエコノミー』(青木書店, 1992年)
- (小林誠・南野泰義・山形英郎・森岡真史)『プロブレマティーク国際関係』(東信堂, 1996年)
- (石黒馨・関寛治)『現代の国際政治経済学――学際知の実験』(法律文化社, 1998年)
- (坂井昭夫)『アメリカ経済の変貌――ニューエコノミー論を検証する』(同文舘, 2000年)
- (永田秀樹・中川涼司)『クリティーク国際関係学』(東信堂, 2001年)
- (中川涼司)『ITの国際政治経済学――交錯する先進国・途上国関係』(晃洋書房, 2004年)
- (小林誠)『統合と分離の国際政治経済学――グローバリゼーションの現代的位相』(ナカニシヤ出版, 2004年)
- (板木雅彦・中川涼司)『サービス多国籍企業とアジア経済――21世紀の推進軸』(ナカニシヤ出版, 2006年)
- (有賀敏之)『東海地域と日本経済の再編成――地域経済、グローバル化、産業クラスター』(同文舘, 2009年)
- (中川涼司)『知識資本の国際政治経済学――知財・情報・ビジネスモデルのグローバルダイナミズム』(同友館, 2010年)
訳書
[編集]- ジェラルド・K・ヘライナー『多国籍企業と企業内貿易』(ミネルヴァ書房, 1982年)
脚注
[編集]- ^ 『官報』号外第230号、令和2年11月4日
- ^ “令和2年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. 2023年1月18日閲覧。