阿武山 (広島県)
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阿武山 | |
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標高 | 586.4 m |
所在地 |
日本 広島市安佐北区・安佐南区 |
位置 | 北緯34度29分32秒 東経132度29分12秒 / 北緯34.49222度 東経132.48667度座標: 北緯34度29分32秒 東経132度29分12秒 / 北緯34.49222度 東経132.48667度 |
阿武山の位置 | |
プロジェクト 山 |
阿武山(あぶさん)は、広島市安佐北区と安佐南区にまたがる山である。北から時計回りに半円を描くように麓を太田川が南流する。
2層の地質からなり、下部が浸食が進みやすく風化しやすい後期白亜紀の花崗岩、上部山頂付近が中期-後期ジュラ紀の硬い岩石で構成されている[1] [2]。
中腹に棲む大蛇が人里に下りてきて害を与えていたが、戦国時代の武将香川勝雄が1532年2月27日にこれを退治した、との「蛇王池物語」が伝わっており[3]、山頂付近に水神を祀る貴船神社の祠もある。ハイキングコースが整備されている[4]。
2014年8月の広島市の土砂災害では、幾筋もの土石流が発生し、山裾に広がる住宅地に甚大な被害をもたらした。
脚注
[編集]- ^ “広島土砂被災の八木地区 地質2層、急峻な山に”. 日本経済新聞 (2014年8月28日). 2014年8月28日閲覧。
- ^ 地理地殻活動研究センター 地理情報解析研究室 平成26年8月21日 (PDF)
- ^ 広島市ホームページ > 八木ルートの概要
- ^ 広島市ホームページ > 権現山~阿武山~太田川ハイキングコース
- ^ 別所古墳発掘調査報告書・2010・財団法人・広島文化財団
- ^ 広島県遺跡地図
- ^ 近世の城郭立地に関する風水思想からの考察・岡山大学大学院社会文化科学研究科・曽我とも子