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陽関

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
陽関
現在の陽関遺跡
所在地 中国甘粛省
座標 北緯39度55分38.1秒 東経94度3分32.5秒 / 北緯39.927250度 東経94.059028度 / 39.927250; 94.059028座標: 北緯39度55分38.1秒 東経94度3分32.5秒 / 北緯39.927250度 東経94.059028度 / 39.927250; 94.059028
陽関の位置(中華人民共和国内)
陽関
プロジェクト 地形
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陽関(ようかん, Yangguan)は中華人民共和国甘粛省敦煌市の南西約70kmにある、かつて建設されたシルクロードの重要な堅固な関所の1つであり、ここから先が西域となる[1]

併せて設置された玉門関より南に位置し、そのため「陽関」と称された。玉門関と併せて「二関」と呼ばれる。代に武帝河西回廊を防衛する目的で建設した、西域交通南ルートのでの要所であった。

陽関は、中国で古代より孤独な生活を思い詠嘆する地で、特に代の詩人王維送元二使安西(元常の安西に使ひするを送る)」が有名である[1]。「西出陽関無故人(西のかた 陽関を出づれば故人無からん)」の句は三度繰り返し吟じられることが多く、「陽関三畳」と呼ばれる。

位置

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中国本土とタリム盆地を繋ぐ河西回廊。陽関は回廊出口に位置する。

脚注

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  1. ^ a b 井上靖 [ほか] 編『西域・黄河名詩紀行 : カラー版』 第1巻 (西域)、日本放送出版協会、1987年、20頁。doi:10.11501/12574146 

関連項目

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