コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

張掖市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
張掖から転送)
中華人民共和国 甘粛省 張掖市
張掖鼓楼
張掖鼓楼
張掖鼓楼
甘粛省中の張掖市の位置
甘粛省中の張掖市の位置
甘粛省中の張掖市の位置
簡体字 张掖
繁体字 張掖
拼音 Zhāngyè
カタカナ転写 チャンイェー
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
甘粛
行政級別 地級市
面積
総面積 40,874 km²
人口
総人口(2004) 128 万人
経済
電話番号 0936
郵便番号 734000
ナンバープレート 甘G
行政区画代碼 620700
公式ウェブサイト http://www.jiuquan.gov.cn/

張掖市(ちょうえき-し)は、中華人民共和国甘粛省に位置する地級市

地理

[編集]

張掖市は河西回廊中部に位置し、東は武威市金昌市、西は酒泉市及び嘉峪関市、南は祁連山脈、北は合黎山及び龍首山内モンゴル自治区に接する。市域内には砂漠ゴビ草原原始林など多様な自然景観がある。

民族

[編集]

漢族回族ユグル族チベット族など26の民族が住む。

歴史

[編集]

張掖とは「国の臂掖を張り」(『漢書』地理志の応劭注)、西域に通じるという意味でつけられた名前だという。

歴史は古く、漢代霍去病匈奴を破り、以後シルクロード上の要衝となる。水と土がよく、産物も豊富なため「金の張掖」と称される。1986年12月に中華人民共和国国務院の公布で、国家歴史文化名城の第二陣38都市のうちの一つとなった。

行政区画

[編集]

1市轄区・4・1自治県を管轄する。

張掖市の地図

年表

[編集]

この節の出典[1][2]

張掖専区(1949年-1950年)

[編集]
  • 1949年12月5日 - 甘粛省武威専区張掖県山丹県民楽県、酒泉専区臨沢県高台県を編入。張掖専区が成立。(5県)
  • 1950年5月25日
    • 高台県・臨沢県が酒泉専区に編入。
    • 張掖県・山丹県・民楽県が武威専区に編入。

張掖地区(1955年-2002年)

[編集]
  • 1955年10月10日 - 酒泉専区(8県3自治県1自治旗1鉱区)・武威専区(9県1自治県)が合併し、張掖専区が発足。(17県4自治県1自治旗1鉱区)
  • 1955年12月26日 - 玉門鉱区が市制施行し、玉門市となる。(17県4自治県1自治旗)
    • 玉門市が省直轄県級行政区となる。
  • 1956年1月5日 - 景泰県永登県定西専区に編入。(15県4自治県1自治旗)
  • 1956年1月7日 - 武威県の一部が永昌県に編入。(15県4自治県1自治旗)
  • 1956年2月26日 - 武威県の一部が古浪県に編入。(15県4自治県1自治旗)
  • 1956年3月9日 - 鼎新県金塔県に編入。(14県4自治県1自治旗)
  • 1956年4月3日 - エジン自治旗内モンゴル自治区バヤンノール盟に編入。(14県4自治県)
  • 1956年8月20日 - 定西専区永登県の一部が天祝チベット族自治県に編入。(14県4自治県)
  • 1956年9月19日 - 武威県・永昌県の各一部が天祝チベット族自治県に編入。(14県4自治県)
  • 1956年10月20日 - 定西専区永登県の一部が古浪県に編入。(14県4自治県)
  • 1957年4月3日 - 高台県の一部が粛南ユグル族自治県に編入。(14県4自治県)
  • 1957年5月10日 - 民楽県の一部が粛南ユグル族自治県に編入。(14県4自治県)
  • 1957年10月16日 - 定西専区永登県の一部が天祝チベット族自治県に編入。(14県4自治県)
  • 1957年10月28日 (14県4自治県)
    • 武威県の一部(金山郷・清林郷の各一部)が永昌県に編入。
    • 永昌県の一部(水源郷の一部)が武威県に編入。
  • 1958年2月12日 - 臨沢県張掖県・高台県に分割編入。(13県4自治県)
  • 1958年9月5日 - 玉門県が玉門市に編入。(12県4自治県)
  • 1958年10月25日 - 玉門市を編入。玉門市が県級市に降格。(1市12県4自治県)
  • 1958年11月21日 - 酒泉県・金塔県が合併し、地級市の酒泉市となる。(1市10県4自治県)
  • 1958年12月20日 (2市7県4自治県)
    • 古浪県が天祝チベット族自治県に編入。
    • 民楽県が山丹県に編入。
    • 張掖県が市制施行し、張掖市となる。
  • 1959年3月 - 天祝チベット族自治県・永昌県の各一部が粛南ユグル族自治県に編入。(2市7県4自治県)
  • 1960年1月22日 (2市7県4自治県)
  • 1961年11月15日 (1市2県1自治県)
    • 武威県・民勤県・永昌県・天祝チベット族自治県が武威専区に編入。
    • 玉門市・敦煌県安西県・粛北モンゴル族自治県・アクサイカザフ族自治県が酒泉専区に編入。
  • 1961年12月15日 (5県1自治県)
    • 山丹県の一部が分立し、民楽県が発足。
    • 張掖市・高台県の各一部が合併し、臨沢県が発足。
    • 張掖市が県制施行し、張掖県となる。
  • 1965年4月17日 (5県1自治県)
    • 内モンゴル自治区バヤンノール盟アルシャー右旗の一部が山丹県に編入。
    • 張掖県の一部が内モンゴル自治区バヤンノール盟アルシャー右旗に編入。
  • 1965年7月19日 - 粛南ユグル族自治県の一部が酒泉専区酒泉県の一部と合併し、酒泉専区嘉峪関市となる。(5県1自治県)
  • 1969年9月4日 - 張掖専区が張掖地区に改称。(5県1自治県)
  • 1971年10月23日 - 粛南ユグル族自治県の一部が嘉峪関市、武威地区永昌県に分割編入。(5県1自治県)
  • 1971年11月11日 - 粛南ユグル族自治県の一部が嘉峪関市、酒泉地区酒泉県に分割編入。(5県1自治県)
  • 1972年8月12日 - 武威地区永昌県の一部が粛南ユグル族自治県に編入。(5県1自治県)
  • 1972年12月8日 - 嘉峪関市、酒泉地区酒泉県の各一部が粛南ユグル族自治県に編入。(5県1自治県)
  • 1981年9月23日 - 粛南ユグル族自治県の一部が民楽県に編入。(5県1自治県)
  • 1985年5月14日 - 張掖県が市制施行し、張掖市となる。(1市4県1自治県)
  • 1989年3月11日 - 金昌市永昌県の一部が粛南ユグル族自治県に編入。(1市4県1自治県)
  • 2002年3月1日 - 張掖地区が地級市の張掖市に昇格。

張掖市

[編集]
  • 2002年3月1日 - 張掖地区が地級市の張掖市に昇格。(1区4県1自治県)
    • 張掖市が区制施行し、甘州区となる。

交通

[編集]

主な古跡と観光地

[編集]
甘粛張掖国家地質公園

脚注

[編集]