コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

隣の女 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
隣の女
La Femme d'à côté
監督 フランソワ・トリュフォー
脚本 フランソワ・トリュフォー
シュザンヌ・シフマン
ジャン・オーレル
製作 フランソワ・トリュフォー
シュザンヌ・シフマン
出演者 ファニー・アルダン
ジェラール・ドパルデュー
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
撮影 ウィリアム・ルプシャンスキー
編集 マルチーヌ・バラケ
配給 日本の旗 東映ユニバースフィルム
公開 フランスの旗 1981年9月30日
日本の旗 1982年12月24日
上映時間 107分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
テンプレートを表示

隣の女』(となりのおんな、La Femme d'à côté)は1981年公開のフランスの恋愛映画フランソワ・トリュフォー監督。

偶然、隣の家に越してきた昔の恋人との愛の悲劇の物語。キャッチコピーはラストシーンでも使われたセリフ「Ni avec toi, ni sans toi(一緒では苦しすぎるが、ひとりでは生きていけない)」

ストーリーは、『黒衣の花嫁』のあとジャンヌ・モローシャルル・デネルの共演を想定して『愛の軌道』のタイトルで書かれたものをファニー・アルダンジェラール・ドパルデュー用に書き直したもの。エディット・ピアフシャンソンにインスパイアされたという。

ストーリー

[編集]

ベルナール(ジェラール・ドパルデュー)とアルレット(ミシェール・ボームガルトネル)の夫婦と息子のトマ(オリヴィエ・ベッカール)が暮らす家の向かい側に、マチルド(ファニー・アルダン)とフィリップ(アンリ・ガルサン)の夫婦が引っ越してきた。アルレットは夫婦を食事に誘ったが、ベルナールは残業で遅れると嘘を言ってすっぽかした。ベルナールとマチルドはかつて恋人同士だったことがあり、彼女と顔を合わせたくなかったのだ。しかし隣同士で逃げ切れるわけもなく、2人は昔のように深い仲になっていった。

フィリップが留守にしたすきにホテルの一室を借りて愛し合った2人だが、マチルドの方はもうこれっきりにしようと言い出した。マチルドはフィリップと旅行に出かけることにしたが、出発前のパーティーで、ベルナールは強引にマチルドに迫り、2人の関係は衆目の知るところとなった。旅先でマチルドとフィリップの間には気まずい空気が流れた。苦悩するマチルドは神経症の発作で病院に運ばれ、誰に対しても心を閉ざすようになった。一方、ベルナールは妻の妊娠を知り、彼女につきっきりになった。

ある晩、ベルナールは空家となった隣家から物音を聞いた。行ってみるとマチルドの姿があった。2人は再び愛し合ったが、セックスの最中にマチルドは拳銃に手を伸ばし、ベルナールと自分の頭を撃ちぬいて死んだ。

町の住人が集うテニスコートの管理人で、マチルドとベルナールの激しい恋を見守っていたマダム・ジェーヴは、2人の墓碑銘として、このように告げる。

「あなたと一緒では苦しすぎる。でもあなたなしでは生きられない。」

キャスト

[編集]
役名 俳優 日本語吹替
TBS
ベルナール・クードレー ジェラール・ドパルデュー 堀勝之祐
マチルド・ボーシャール ファニー・アルダン 田島令子
フィリップ・ボーシャール アンリ・ガルサンフランス語版 大木民夫
アルレット ミシェル・ボートガルトネルフランス語版 芝田清子
マダム・オディール ヴェロニク・シルヴェールフランス語版 来宮良子
ローラン ロジェ・ファン・ホールフランス語版  多田幸男
トマ オリヴィエ・ベッカール 秋山るな
不明
その他
有馬瑞香
秋元千賀子
演出 水本完
翻訳 入江敦子
効果 南部満治
大橋勝次
調整 兼子芳博
制作 ザック・プロモーション
解説
初回放送 1985年1月10日
『木曜ロードショー』

解説

[編集]

外部リンク

[編集]