雜賀慶二
さいか けいじ 雜賀 慶二 | |
---|---|
生誕 |
1934年??月??日 和歌山県和歌山市 |
国籍 | 日本 |
職業 | 東洋ライス代表取締役 |
活動期間 | 1961年 - |
著名な実績 |
全国無洗米協会設立 雑賀技術研究所名誉会長 |
代表作 |
世界最高米ギネス認定[1] 金芽ロウカット玄米 タニタ食堂の金芽米 味度計 |
補足 | |
雜賀 慶二(さいか けいじ、1934年 - )は、日本の実業家。東洋ライス代表取締役。創業者[2] [3][4] 。東京農業大学客員教授[5] 。一般社団法人和歌山県発明協会副会長[6]。和歌山市少年少女発明クラブ副会長。一般財団法人雑賀技術研究所名誉会長[7]。全国無洗米協会顧問[8]。
経歴
[編集]和歌山県和歌山市に生まれる。1949年、和歌山市立城東中学校を卒業。祖父が1916年(大正5年)に設立した雜賀商会を手伝う。1961年に石抜機を発明(無石米)。11月1日、株式会社東洋精米機製作所を設立。1963年4月8日、財団法人雑賀技術研究所を設立し会長に就任[9]。1985年、東洋精米機製作所社長に就任。1990年、味度計を開発[10][11]。1991年、無洗米を発明[12]。1998年、残留農薬一斉分析法「MAPS」を開発、受託分析サービスを開始(国内初、農薬数34)[13]。2000年、全国無洗米協会を設立[14]。2005年、トーヨーライス社長に就任。「金芽米」を開発[15][16][17][18][19] [20]。2012年11月21日、「タニタ食堂の金芽米」を発売[21]。2013年3月1日、両社を合併し東洋ライスを設立し社長に就任[22]。2015年3月、金芽ロウカット玄米を開発。2016年7月27日、「世界最高米」がギネス世界記録公式認定[23][24]。2016年9月7日、食味維持システム「エコ・グリーン・カプセル」を開発[25]。2017年4月20日、JAしまねと東洋ライス「金芽米」製造販売で協定を締結[26]。2017年9月1日、東都生協と「米の精」に関する基本協定を締結[27]。2018年7月18日、たんぱく質を減らした包装米飯「たんぱく質を抑えた金芽ロウカット玄米ごはん」を開発[28]。10月、経団連に入会[29]。2019年3月5日、米粉グルメ専門店「キンメッコキッチン」を銀座にオープン[30]。5月15日、一般社団法人 メディカルライス協会を設立[31][32]。7月8日、東北大学と脱ロウ玄米食による「認知機能維持効果」を検証[33]。12月23日、SDGs貢献活動を国連で発表[34][35]。2020年2月4日、次世代ブランドのコメ事業(酵素金芽米シリーズ)を開始[36][37][38]。
出演番組
[編集]- 『深夜に発見!新shock感~一度おためしください~』(2019年10月27日)
- 『新shock感|深夜に発見!新shock感~一度おためしください~』(2019年7月14日)
- 『Newsモーニングサテライト』(2018年7月10日)[39]
- 『林修のニッポンドリル』一番美味しいブランド米を林先生が全795種類から厳選!(2018年5月16日)
- 『日経スペシャル カンブリア宮殿』 コメのおいしさ&健康革命!日本の農家を救う発明王 (2017年6月8日、テレビ東京) [40][41]
- 『日経スペシャル ガイアの夜明け』攻める!日本のコメ(2016年11月9日)[42]
- 『人生で大事なことは○○から学んだ』所&林修&米倉も絶賛!(2016年11月8日)
- 『地球環境大賞』(2015年6月20日)
- 『あさチャン!』(2015年5月26日)
- 『L4YOU!プラス』(2014年11月14日)
- 『TXビジネスレポート』(2014年7月9日)
- 『夢の扉+』(2013年10月20日)[43]
受賞
[編集]- 2017年、第51回グッドカンパニー大賞優秀企業賞[44]。
- 2015年、全国発明表彰発明奨励功労賞を受賞[45][46]。
- 2015年、環境大臣表彰[47]。
- 2014年、農業食料工学会開発賞。
- 2010年、第13回日食優秀食品機械賞(日本食糧新聞社)
- 2002年、安藤百福記念賞(優秀賞)
- 2001年、農林水産大臣賞(農林水産研究開発功績者表彰事業民間部門)
- 1989年、科学技術庁長官賞。
- 1973年、紺綬褒章。
書籍
[編集]著書
[編集]- 『「コメ」ってこんなに誤解されているんだ! 目からウロコ』 (2022年9月26日、農文協プロダクション) ISBN 9784909275158
関連書籍
[編集]- 『無洗米の衝撃 米が風土を変える』 (著者:相子清造) (2005年12月2日、旭屋出版) ISBN 9784751105511
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ “ギネス認定・世界最高米を作った「発明家社長」の着眼のヒミツ”. 週刊現代 (2016年8月26日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “ニッポンの「米」を変えた男、登場!マーケティングなんかいらない!?│東洋ライス社長インタビュー(前編)”. C-station (2017年10月2日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “国の政策のゆがみを正すのは民間だ│東洋ライス社長インタビュー(後編)”. C-station (2017-10--03). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “株式会社 東洋精米機製作所”. 中小企業庁. 2020年2月7日閲覧。
- ^ “おいしいコメを食べて健康社会を実現する東洋ライス㈱”. 東洋ライス (201--). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “和歌山県発明協会”. 和歌山県発明協会. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “歴史・沿革”. 雑賀技術研究所. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “概要”. 全国無洗米協会. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “設立趣意書”. 雑賀技術研究所. 2020年2月7日閲覧。
- ^ “「おいしいお米」って何? 「味度メーター」に迫る”. マイナビ農業 (2020年2月3日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “トーヨー味度メーター”. トーヨー味度メーター. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “常識を破った先駆者たち”. 『戦略経営者』 (2014年1月). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “食品中の残留農薬分析:LCMS-8050,LCMS-8060”. 島津製作所. 2020年2月7日閲覧。
- ^ “全国無洗米協会”. 全国無洗米協会. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “第8回活動紹介 東洋精米機製作所様(賛助会員企業)”. 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会西日本支部 (2008年10月30日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “無洗米 SDGsに貢献 国連会議で東洋ライス”. 日本農業新聞 (2019年11月29日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “無洗米を広めた東洋ライスが国連で発表「日本米の持続可能なアプローチ」テーマに”. 日本食糧新聞 (2019年12月12日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “雜賀 慶二 - ミールケア”. 株式会社ミールケア. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “エコ包装された“金芽米”を発売”. 教育家庭新聞 (2009年5月16日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “東洋ライス株式会社 社長 雜賀慶二氏 インタビュー”. 産經新聞社 (2015年5月). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “「タニタ食堂の金芽米」発売”. わかやま新報 (2012年11月23日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “新会社「東洋ライス」 雜賀社長が抱負”. わかやま新報 (2013年3月10日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “世界最高米のお値段は1kg1万1304円! 最高の玄米から生命力あふれた粒をさらに厳選、そのお味は?”. 産經新聞社 (2016年8月17日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “究極の米を世界に発信。金賞受賞の6農家から高価買い取り”. 日刊工業新聞 (2016年1月26日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “無洗米開発者「まだまだ実現しなくてはならぬ技術がある」”. 女性セブン (2016年9月7日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “JAしまねと東洋ライス「金芽米」製造販売で協定”. 山陰中央新報社. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “東洋ライスとの「米の精」に関する基本協定を9月1日調印式にて締結しました”. 東都生活協同組合 (2017年9月4日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “市販品として史上初!たんぱく質を減らした「玄米ごはん」を開発”. @Press関連プレスリリース (2018年7月18日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “新会員紹介”. 一般社団法人 日本経済団体連合会 (2018年10月). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “世界初、糠を活かしたコメ粉が誕生 旗艦店・米粉グルメ専門店「キンメッコ キッチン」をオープン”. Press関連プレスリリース (2019年3月7日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “「メディカルライス協会」誕生、「治未病」目的に米の機能性を追求”. 食品産業新聞社 (2019年5月15日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “メディカルライス協会”. メディカルライス協会 (2019年5月13日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “東北大学と東洋ライスが脱ロウ玄米食による「認知機能維持効果」を検証へ”. PR TIMES (2019年7月8日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “日本企業初!東洋ライス SDGs貢献活動を国連で発表”. 産經新聞社 (2019年12月23日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “日本企業初!SDGs貢献活動を国連で発表!”. PR TIMES (2019年12月23日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “「2020世界最高米」と次世代ブランドのコメ事業をスタート 東洋ライス”. JAcom農業協同組合新聞 (2020年2月7日). 2020年3月11日閲覧。
- ^ “これからのお米の健康格付け”. 東洋ライス (2020年2月4日). 2020年3月11日閲覧。
- ^ “「2020世界最高米?」とそれに次ぐ次世代ブランドのコメ事業をスタート”. 東洋ライス (2020年2月4日). 2020年3月11日閲覧。
- ^ “[モーニングサテライト]【リーダーの栞】東洋ライス・雜賀慶二社長!我が意を得たり!「白い航跡」!” (2018年7月10日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “コメのおいしさ&健康革命!日本の農家を救う発明王”. テレビ東京. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “奇跡の発明。「金芽米」「無洗米」を生み出したコメ業界のエジソン”. MAG2 NEWS (2017年6月15日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “無名のコメを 技術力で"ブランド"に!”. テレビ東京 (2016年11月8日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “あの「無洗米」開発者の次なる挑戦・・・ 最先端の精米技術! ~ヒミツは、栄養価アップの“100分の1ミリの うまみ層”~”. テレビ東京. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “第51回グッドカンパニー大賞”. 中小企業研究センター. 2020年2月7日閲覧。
- ^ “東洋ライス雜賀社長に発明奨励功労賞”. わかやま新報 (2015年6月25日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “2015.06.22 雑賀慶二社長が発明奨励功労賞受賞”. JAcom農業協同組合新聞 (2015年6月22日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “環境大臣表彰受賞者一覧”. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “血液透析患者の主食としてのBG無洗米の有用性”. CiNii. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “特集 環境に資する研究開発 東洋精米機製作所(前編)雑賀慶二社長インタビュー”. 国立国会図書館. 2020年2月7日閲覧。
関連項目
[編集]- ^ “米・食味分析コンクールで佐藤さんら特別優秀賞”. 柏崎日報 (2020年1月22日). 2020年3月11日閲覧。
- ^ “「『米の精』栽培部門」の創設と出品のご案内”. 小諸市産業振興部 農林課 農業ブランド振興係. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “栽培別部門 米の精”. 米・食味鑑定士協会. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “東洋ライス”. 東洋ライス. 2020年2月5日閲覧。
- ^ “きんのめぐみ”. 農研機構. 2020年2月7日閲覧。