青丹よし
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青丹よし(あおによし)は、
青丹よし(あおによし)は、奈良県の銘菓で、和三盆と葛粉を混ぜ合わせて短冊形に打ち固めた干菓子(押し物菓子)。若草色と薄紅色の二種類が作られ、表面には砂糖でカスリ引きが斜めに施されている[1]。大きさは横3寸(約9.1センチメートル)、縦1寸(約3センチメートル)、厚さ1文(約2.4センチメートル)ほどとされている[2]。
かつてはうるち米粉で砂糖を固めた白一色の菓子で、「真砂糖」と呼ばれており、中宮寺の御用菓であった[2]。
現在の形になったのは江戸時代末期であり[2]、享和年間に有栖川宮が奈良を訪れた際にこの菓子を献上され、その際に短冊型にして「青丹よし」と名付けよと命じたことがきっかけである[3]。
出典
[編集]- ^ 「色々な和菓子の説明」 お菓子なんでも情報館、全国菓子工業組合連合会(全菓連)、2016年8月16日閲覧。
- ^ a b c 桑田忠親 編『茶道辞典』(六六版)東京堂出版、東京都千代田区神田錦町3-7、1956年4月3日、47頁。ISBN 4-490-10007-8。
- ^ 山本候充 編『百菓辞典』東京堂出版、1997年、5頁~6頁。
外部リンク
[編集]- 青丹よし - 奈良観光おすすめガイド