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青鉛鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
青鉛鉱
分類 硫酸塩鉱物
シュツルンツ分類 7.BC.65
化学式 PbCu[(OH)2|SO4]
結晶系 単斜晶系
対称 P21/m
単位格子 a = 9.701(2), b = 5.65
c = 4.69 [Å]; β = 102.65°; Z = 2
晶癖 Crystals elongated and tabular; in crusts and aggregates
双晶 Common on {100}, also on {001}
へき開 Perfect on {100}, imperfect on {001}
断口 貝殻状
モース硬度 2.5
光沢 亜金剛光沢、ガラス光沢
深いアジュール
条痕 淡青色
透明度 透明、半透明
比重 5.3 - 5.5
光学性 二軸 (-)
屈折率 nα = 1.809 nβ = 1.838 nγ = 1.859
複屈折 δ = 0.050
多色性 X = 淡青色; Y = 青色; Z = プルシアンブルー
光軸角 2V 測定: 80°
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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青鉛鉱(せいえんこう、Linarite)は、比較的希少な結晶性の鉱物で、非常に強い純粋な青色を持つことで鉱物収集家に知られる。リナライトとも呼ばれる。方鉛鉱黄銅鉱、その他の銅硫化鉱物の酸化により形成される。化学式PbCuSO4(OH)2硫酸塩水酸化物である。単斜晶系の柱状や板状、または不定形となる。藍銅鉱とよく似ているが、希塩酸には反応しない点で区別できる。モース硬度は2.5、比重は5.3-5.5である。

青鉛鉱は、1822年に初めて同定され、スペインリナーレス高原に因んで名づけられた[1]ブロシャン銅鉱硫酸鉛鉱カレドニア石レッドヒル石白鉛鉱孔雀石異極鉱等と共生する[3]

ギャラリー

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出典

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  1. ^ a b Linarite (英語), MinDat.org, 2022年7月11日閲覧
  2. ^ Linarite Mineral Data”. Webmineral.com (2014年). 27 June 2022閲覧。
  3. ^ a b Linarite”. Handbook of Mineralogy. Mineral Data Publishing (2005年). 11 July 2022閲覧。