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非円唇前舌広母音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
母音
前舌 前舌め 中舌 後舌め 後舌
i • y
ɨ • ʉ
ɯ • u
ɪ • ʏ
ɪ̈ • ʊ̈
ɯ̽ • ʊ
e • ø
ɘ • ɵ
ɤ • o
 • ø̞
ə • ɵ̞
ɤ̞ • 
ɛ • œ
ɜ • ɞ
ʌ • ɔ
æ • 
ɐ • ɞ̞
a • ɶ
ɑ • ɒ
広めの狭
半狭
中央
半広
狭めの広
記号が二つ並んでいるものは、左が非円唇、右が円唇
国際音声記号 - 母音
非円唇前舌広母音
a
IPA番号 304
エンコーディング
エンティティ (decimal) a
Unicode (hex) U+0061
X-SAMPA a
点字 ⠁ (braille pattern dots-1)
音声サンプル
noicon

非円唇前舌広母音(ひえんしん・まえじた・ひろぼいん)は母音の種類の一つで、基本母音の第4番。開前舌非円唇母音(かい・まえじた・ひえんしんぼいん)ともいう。国際音声記号では [a] と書く。

唇の丸みを伴わない非円唇母音。また舌の最も高い位置が最も前にある前舌母音であり、口の開き方の最も広い広母音である。

なお、非円唇中舌広母音もしばしば [a] と書かれる。非円唇広母音の前舌母音と中舌母音を区別する言語は無いので、この用法は国際音声記号で認められているが、本来の [a] と区別したいときは [ä] と書く。

ギネスブックでは「最も一般的な音韻」「既知の世界の言語で、/a/を欠く言語はない」として掲載されている[1]

日本語の「あ」は中舌的であり、完全な広母音でもない。国際音声記号では前舌母音 [a] と後舌母音 [ɑ] の中間音 [ä̝] と表す事が出来る。また、広母音という特性のみをもつため、子音によって前舌寄り、後舌寄りになり、これを [ä̝][ɑ̝̈] で書き分けることもある。

言語例

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脚注

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  1. ^ Most common language sound Guinness World Records Limited、2024年1月27日確認