鞘師智也
現役時代(2009年4月2日) | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府茨木市 |
生年月日 | 1980年5月6日(44歳) |
身長 体重 |
184 cm 85 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2002年 ドラフト4巡目 |
初出場 | 2006年9月26日 |
最終出場 | 2009年5月22日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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鞘師 智也(さやし ともや、1980年5月6日 - )は、大阪府茨木市出身の元プロ野球選手(外野手)。右投右打。現在は広島東洋カープのスカウト。
珍姓だが、先祖は姫路城の刀の鞘を作る名工だったという。女優の鞘師里保(元モーニング娘。メンバー)は兄の子で姪にあたる[1]。
来歴
[編集]プロ入り前
[編集]小学2年で野球を始める[2]。報徳学園高等学校では2年の時に外野手に転向[2]。第70回選抜高等学校野球大会初戦で横浜高等学校の松坂大輔から2安打を放つ。第80回全国高等学校野球選手権大会も出場したが初戦となる1回戦で敗退した。
その後東海大学に進学し、大学3年時全日本大学野球選手権大会優勝。4年秋は右肘を故障し手術している[2]。首都大学リーグ通算39試合出場、116打数33安打、打率.284、13打点。ベストナイン1回。2002年の第1回世界大学野球選手権日本代表に東海大同期の久保裕也と共に選出され3位入賞に貢献。
2002年のドラフト会議で広島東洋カープに4巡目で指名され入団[2]。
プロ入り後
[編集]2006年(4年目)、9月26日の阪神タイガース戦(甲子園)で、前田智徳の代走として一軍初出場。その後回ってきた初打席では藤川球児のストレートを弾き返すも併殺打。翌27日の試合では6番中堅手でスタメン出場し、もう少しで本塁打という左飛を打つが、この年は無安打で終えた。
2007年5月9日の中日ドラゴンズ戦(広島)で青木勇人の代打として登場、中前安打を放ち、栗原健太の満塁本塁打で生還。プロ初安打と初得点を記録した。二軍では打率.262、10盗塁と自己最高の成績を残した。
2009年5月20日のオリックス・バファローズ戦でスタメン出場。第2打席目に山本省吾からレフト線を抜ける打球を打ち、左翼手の大村直之が二塁に悪送球。この隙に鞘師は三塁を狙ったが、カバーに入った一塁手の岡田貴弘も三塁に悪送球し、鞘師はそのままホームインするという珍しいプレーとなった。この年二軍では8本塁打を放つなど自己最高の成績を残している。
2010年は一軍出場がなく10月3日に戦力外通告を受け[3]、現役引退。
引退後
[編集]カープの近畿地区担当のスカウトに転身した[4]。これまでに担当した主な選手は岡田明丈・石原貴規のほか、高校の後輩でもある小園海斗がいる[5]。
広島スカウト陣の大先輩である苑田聡彦は鞘師について、「関西出身らしく明るい性格で、よく喋る。この様な人物は人脈作りと、選手情報の入手に有利。」とスカウトとしての資質を評価している[6]。
選手としての特徴
[編集]俊足巧打の外野手[7]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2006 | 広島 | 5 | 8 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2007 | 15 | 17 | 14 | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 0 | .214 | .313 | .214 | .527 | |
2009 | 2 | 5 | 5 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .400 | .400 | .800 | 1.200 | |
通算:3年 | 22 | 30 | 27 | 7 | 5 | 2 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 10 | 1 | .185 | .241 | .259 | .501 |
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2006 | 広島 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2007 | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2009 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | .667 | |
通算 | 12 | 11 | 0 | 1 | 0 | .917 |
記録
[編集]- 初出場:2006年9月26日、対阪神タイガース19回戦(阪神甲子園球場)、7回表に前田智徳の代走で出場
- 初打席:同上、9回表に藤川球児から遊撃ゴロ併殺打
- 初先発出場:2006年9月27日、対阪神タイガース20回戦(阪神甲子園球場)、6番・中堅手で先発出場
- 初安打:2007年5月9日、対中日ドラゴンズ7回戦(広島市民球場)、7回裏に青木勇人の代打で出場、サンティアゴ・ラミレスから中前安打
- 初打点:2007年5月17日、対阪神タイガース10回戦(米子市民球場)、8回裏に橋本健太郎から遊撃適時内野安打
背番号
[編集]- 33 (2003年 - 2010年)
脚注
[編集]- ^ ““カープ女子”鞘師里保が広島にエール! 注目は「菊池涼介選手」”. ORICON NEWS (2015年3月30日). 2023年5月8日閲覧。
- ^ a b c d プロ野球人名事典 2003(2003年、日外アソシエーツ)、259ページ
- ^ “広島は大粛清…広池ら10人戦力外”. デイリースポーツ. (2010年10月4日) 2010年10月13日閲覧。
- ^ “新たな舞台へ!鞘師スカウト:酒井俊作C調気分でどんとコイ!”. 日刊スポーツ. (2010年12月8日) 2010年12月9日閲覧。
- ^ “スポーツ|小園獲得 スカウトは報徳高OB「怖いぐらいの縁」”. 神戸新聞NEXT (2018年11月7日). 2018年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
- ^ 「カープのスカウト統括部長・苑田聡彦が語る、スカウトの適性とは?」ATHLETE MAGAZINE、2020年12月1日。2024年5月29日閲覧。
- ^ “【隠し玉選手発掘の瞬間】編成部長に直談判し獲得した天才打者・覚悟を決めて球団に指名を推薦した捕手<2021編集部セレクション>|carp|編集部コラム|広島アスリートマガジン”. 広島アスリートマガジン. 2022年1月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 鞘師智也 - NPB.jp 日本野球機構