石原貴規
広島東洋カープ #32 | |
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2021年3月21日、マツダスタジアムにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県宝塚市 |
生年月日 | 1998年2月3日(26歳) |
身長 体重 |
173 cm 85 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2019年 ドラフト5位 |
初出場 | 2021年3月28日 |
年俸 | 1900万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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石原 貴規(いしはら ともき、1998年2月3日 - )は、兵庫県宝塚市出身のプロ野球選手(捕手)。右投右打。広島東洋カープ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]小学校2年から野球を始め[2]、宝塚市立宝塚第一中学校時代は甲子園リトルシニアに所属[3][4]。
創志学園高等学校時代は2年秋から正捕手。1学年下の高田萌生とバッテリーを組み、3年夏の県大会は決勝戦に進出するも敗退し、甲子園出場経験はなかった[2]。
天理大学時代はベストナインを3度受賞し、4年春のリーグ戦では打率.408で首位打者を獲得している[2]。大学の1年後輩に、後にプロでもチームメイトとなる森浦大輔がいた[5]。
2019年10月17日に行われたプロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから5位指名を受け[6]、11月15日に契約金4000万円、年俸700万円(推定)で仮契約した[7]。背番号は62。担当スカウトは鞘師智也[8]。
プロ入り後
[編集]2020年は、一軍への昇格はなく、ウエスタン・リーグ34試合に出場し、打率.202、4本塁打、8打点の成績だったが、二軍戦最後の2試合で3本塁打、さらにフェニックスリーグでも3本塁打を打った[9]。
2021年は、3月17日の東京ヤクルトスワローズとのオープン戦(明治神宮野球場)で本塁打を放ち[10]、初の開幕一軍入りを果たすと[11]、3月28日の対中日ドラゴンズ3回戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)で9回表に守備から一軍初出場をすると、その後の9回裏のプロ初打席で四球を選び出塁した[12]。その後4月16日に一軍登録を抹消されたが[13]、4月29日に一軍に再昇格し[14]、同日の対横浜DeNAベイスターズ戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)でプロ初の7番捕手で先発出場し、7回裏の第3打席では濱口遥大から右前安打を打ち、プロ初安打・初打点を記録し、その後、長野久義の打席で長野が見逃し三振に倒れた際に盗塁を決め、プロ初盗塁も記録した[15]。5月20日に、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で、陽性判定を受けたと発表された[16]。陽性判定が明らかになる前の5月18日に、球団の判断により「感染拡大防止特例2021」の対象選手として出場選手登録を抹消されていた[17][18]。
2022年は一軍で9試合の出場に終わった。オフに、背番号を32に変更した。
2023年は一軍出場がなかった。
2024年は開幕一軍入り[19]。4月16日の対横浜DeNAベイスターズ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)で8回に同年初打席で同年初本塁打を放った[20]。7月13日の対東京ヤクルトスワローズ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)では延長11回に田口麗斗から自身初となるサヨナラ本塁打を放った[21]。最終的に自身初となる一軍完走を果たし、56試合の出場で打率.230、3本塁打、11打点の成績を残した。
選手としての特徴・人物
[編集]二塁への送球タイムは最速1秒85[2]。強肩で送球も正確とされる[2]。打撃ではパンチ力が武器[22]。リーダーシップも高く評価されている[7]。
愛称は「小石」[23]。
二卵性双生児の弟がおり、宝塚リトル時代から創志学園高校時代まで共にプレーした[24]。
担当スカウトである鞘師智也からは「真面目でストイック」と野球に取り組む姿勢を評価されている[8]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2021 | 広島 | 60 | 125 | 113 | 8 | 27 | 1 | 0 | 4 | 40 | 12 | 1 | 0 | 2 | 1 | 9 | 1 | 0 | 24 | 7 | .239 | .293 | .354 | .647 |
2022 | 9 | 16 | 13 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | .154 | .214 | .154 | .368 | |
2024 | 56 | 139 | 122 | 11 | 28 | 6 | 0 | 3 | 43 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 5 | 1 | 5 | 22 | 1 | .230 | .284 | .352 | .636 | |
通算:3年 | 125 | 280 | 248 | 19 | 57 | 7 | 0 | 7 | 85 | 23 | 1 | 0 | 9 | 3 | 15 | 2 | 5 | 49 | 9 | .230 | .284 | .343 | .627 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
捕手 | ||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
捕 逸 |
企 図 数 |
許 盗 塁 |
盗 塁 刺 |
阻 止 率 | ||
2021 | 広島 | 56 | 242 | 17 | 0 | 3 | 1.000 | 1 | 14 | 12 | 2 | .143 |
2022 | 8 | 38 | 4 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 5 | 4 | 1 | .200 | |
2024 | 49 | 236 | 41 | 1 | 2 | 1 | - | - | - | - | - | |
通算 | 162 | 752 | 103 | 2 | 7 | 3 | - | - | - | - | - |
- 2024年度シーズン終了時[注 1]
記録
[編集]- 初記録
- 初出場:2021年3月28日、対中日ドラゴンズ3回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回表に捕手で出場
- 初打席:同上、9回裏に祖父江大輔から四球
- 初先発出場:2021年4月29日、対横浜DeNAベイスターズ6回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、7番・捕手で先発出場
- 初安打・初打点:同上、7回裏に濵口遥大から右前2点適時打
- 初盗塁:同上、7回裏に二盗(投手・エドウィン・エスコバー、捕手・嶺井博希)
- 初本塁打:2021年6月20日、対横浜DeNAベイスターズ11回戦(東京ドーム)、5回表に坂本裕哉から右越ソロ
背番号
[編集]- 62(2020年 - 2022年)
- 32(2023年 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 企図数・許盗塁・盗塁刺・阻止率については参考文献参照。
出典
[編集]- ^ 「広島 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e 「広島 ドラ5石原に指名あいさつ “石原塾”入門で長寿捕手目指す」『スポーツニッポン』2019年10月25日。2020年5月4日閲覧。
- ^ 「硬式野球部 石原 貴規 選手が広島からドラフト5位指名」『天理大学』2019年10月23日。2021年2月23日閲覧。
- ^ 「甲子園シニアOB 石原貴規選手 広島東洋カープ入団 激励会」『甲子園リトルシニア』。2021年2月23日閲覧。
- ^ 「広島2位森浦、石原貴規と黄金バッテリー再結成だ」『日刊スポーツ』2020年10月26日。2024年6月28日閲覧。
- ^ 「2019年プロ野球ドラフト会議 交渉権獲得選手情報!」『広島東洋カープ公式サイト』2019年10月17日。2020年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月24日閲覧。
- ^ a b 「広島5位の天理大・石原が仮契約 強肩でアピール「早く1軍定着を」」『スポーツニッポン』2019年11月15日。2020年5月4日閲覧。
- ^ a b 「隠し玉選手発掘の瞬間/他球団の評価は関係ない。覚悟を決めて球団に指名を推薦した捕手【キーマン獲得の側にあった真実】」『アスリートマガジンWEB』2021年11月20日。2024年6月28日閲覧。
- ^ 「こちらの石原も頼りになります 広島のチーム1号は2年目の貴規 昨季引退した慶幸の穴埋める」『サンスポ.com』2021年2月9日。2021年2月23日閲覧。
- ^ 「広島・石原が“プロ1号”3ラン チームは2戦連続完封負けから一転、大量リード」『デイリースポーツ』2021年3月17日。2021年5月1日閲覧。
- ^ 「「開幕一軍」の登録公示 広島は期待のルーキー4名が一軍抜擢」『BASEBALL KING』2021年3月25日。2021年5月1日閲覧。
- ^ 「広島 2年目の石原がプロ初出場 攻守で存在感をアピール」『デイリースポーツ』2021年3月28日。2021年5月1日閲覧。
- ^ 「16日の公示 燕・青木&内川が新型コロナ濃厚接触から1軍復帰、広島は故障の大瀬良抹消」『Full-Count』2021年4月16日。2021年5月1日閲覧。
- ^ 「29日の公示 阪神は今季加入のチェンを登録、広島の高卒2年目左腕・玉村が昇格」『Full-Count』2021年4月29日。2021年5月1日閲覧。
- ^ 「広島・石原“初ぞろい”2点打も「反省はたくさん」 好リードできずチーム連敗」『デイリースポーツ』2021年4月30日。2021年5月1日閲覧。
- ^ 「鈴木、長野、羽月ら5選手とコーチ含め7人が陽性 新型コロナ」『中国新聞デジタル』2021年5月20日。2021年5月20日閲覧。
- ^ 「出場選手登録および登録抹消 | 公示」『NPB.jp 日本野球機構』2021年5月18日。2021年5月26日閲覧。
- ^ 「広島、8選手抹消 菊池涼らコロナ感染受け、2軍戦は中止」『サンケイスポーツ』2021年5月18日。2021年5月26日閲覧。
- ^ 「【一覧】プロ野球、2024年シーズンの開幕一軍メンバー一覧 出場選手登録されたのは?」『ベースボールチャンネル』2024年3月28日。2024年4月28日閲覧。
- ^ 「【広島】今季最多15安打11得点で連敗ストップ 床田寛樹が今季初勝利」『日テレNEWS』2024年4月16日。2024年4月28日閲覧。
- ^ “【1ページ目】【広島】石原貴規のサヨナラ弾に「吹っ飛んだ!」 新井監督は愛息の夏予選と〝親子ゲーム〟2連勝”. 東スポWEB (2024年7月13日). 2024年7月13日閲覧。
- ^ 「広島・石原、存在感示す!パンチ力ある打撃と正確なスローイング武器に」『デイリースポーツ online』2021年3月24日。2022年4月16日閲覧。
- ^ 「広島・石原貴規捕手 今季から石原と言えば貴規。デビュー戦で好守に見せた存在感/開幕一軍の喜び | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2021年4月8日。2022年4月14日閲覧。
- ^ 河合洋介「最大のライバルであり最強の双子、カープ捕手・石原貴規と弟・弘道の物語」『文春オンライン』2021年9月1日。2022年4月14日閲覧。
参考文献
[編集]- ベースボール・マガジン社 編『ベースボール・レコード・ブック』 2022日本プロ野球記録年鑑、ベースボール・マガジン社、2021年、52頁。ISBN 978-4-583-11429-3。
- ベースボール・マガジン社 編『ベースボール・レコード・ブック』 2023日本プロ野球記録年鑑、ベースボール・マガジン社、2022年、296頁。ISBN 978-4-583-11546-7。
- ベースボール・マガジン社 編『週刊ベースボール別冊新春号』 2024プロ野球総決算号、ベースボール・マガジン社、2024年12月17日、77頁。ASIN B00OR75QSS。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 石原貴規 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 62 石原 貴規 - 広島東洋カープ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 石原貴規 (@c__tmk32) - Instagram