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風三郎神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
風三郎神社

風三郎神社
所在地 長野県中川村大草黒牛
位置 北緯35度39分27秒 東経137度58分38秒 / 北緯35.65750度 東経137.97722度 / 35.65750; 137.97722
主祭神 級長津彦命
級長戸辺神
創建 不明
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風三郎神社(かぜのさぶろうじんじゃ)は、長野県中川村大草黒牛にある神社である。

概要

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允恭天皇朝の御代に嵐が五日続き、そこで赤津比売古命の4世孫・八十上都彦が大御食社神に祈ると、「大草里[注釈 1]黒牛に坐ます風の神の祟りなり。 この神を祀らば穏ひならむ」との神託を給ったため、武彦と岩瀬、味見命の後裔である阿智の宮主の牛足彦と共に供物を捧げ、称辞申し挙げたところ、七日の次の日に穏やかになったと伝わる[1]。これが神社創建の由来とされる。奥社は、ここより数百m東北の山腹・巌洞の中にある[2]

祭神

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龍田大社の社伝や祝詞では、志那都比古神(しなつひこのかみ)、志那都比売神(しなつひめのかみ)とあり、志那都比古神は男神、志那都比売神は女神とされる。

歴史

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  • 地元の言い伝えでは、風の神は獅子が嫌いで、神楽獅子越後獅子が宮の入坂より奥へ上がったことがなく、坂から上に登れば暴風を起こすと言う。1872年明治5年)、岩穴に入り粗末に扱ったため大暴風になったと伝わる。
  • 昭和16年(1941年)「風三郎神社」の碑が黒牛耕地十五人によって建てられた。

交通

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脚注

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出典

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  1. ^ 『美しの杜社伝記』
  2. ^ 『南向村誌』

注釈

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  1. ^ 長野県中川村字大草。