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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仏教用語
驕, 憍
サンスクリット語 mada
チベット語 རྒྱགས་པ།
(Wylie: rgyags pa;
THL: gyakpa
)
日本語 驕, 憍
英語 self-satisfaction,
self-infatuation,
mental inflation,
smugness,
conceit
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(きょう、(: madaマダ))は、仏教が教える煩悩のひとつ。正しくは「」。

自己満足[1]。おのれの性質(美貌・若さ・血統・学識など)を優れたものと考えて自己に執着する心のおごり[1]。自らの身を非常に勢い盛んな人間であると思いて,驕りまた誇り、自らの欲するままに思い上がるような心である。

説一切有部五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ[2]唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。

脚注

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出典

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  1. ^ a b 櫻部・上山 2006, p. 115.
  2. ^ 中村 2002, p. 96.

参考文献

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  • 櫻部建上山春平『存在の分析<アビダルマ>―仏教の思想〈2〉』角川書店角川ソフィア文庫〉、2006年。ISBN 4-04-198502-1 (初出:『仏教の思想』第2巻 角川書店、1969年)
  • 中村元『龍樹』講談社学術文庫、2002年。ISBN 4-06-159548-2 

関連項目

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