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高橋新次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高橋 新次郎
生誕 1897年2月4日
死没 1973年10月5日
居住 日本の旗 日本
研究分野 歯科矯正学
研究機関 東京医科歯科大学
出身校 日本歯科大学ペンシルベニア大学歯科医学校
プロジェクト:人物伝
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高橋 新次郎(たかはし しんじろう、1897年明治30年)2月4日 - 1973年昭和48年)10月5日)は、日本の歯学者、歯科医師矯正歯科医。埼玉県出身[1]

東京高等歯科医学校(現・東京医科歯科大学)矯正歯科学教室教授、東京医科歯科大学教授、東京医科歯科大学歯学部長、東京医科歯科大学附属病院院長、東京医科歯科大学附属歯科技工士学校長を歴任[2]日本矯正歯科学会会長、国際歯科研究学会日本部会会長も務めた。

経歴

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  • 1919年 日本歯科医学専門学校(現・日本歯科大学)卒業[3]、文部省歯科医術開業試験付属病院入局
  • 1923年 ペンシルベニア大学歯学校四年次編入
  • 1924年 ペンシルベニア大学歯学校卒業
  • 1925年 ペンシルベニア大学歯学校大学院矯正歯科専攻修了
  • 1926年 ペンシルベニア大学留学を一年延長して帰国[4]
  • 1929年 東京高等歯科医学校講師[3]、補綴部矯正科主任[3]
  • 1937年 同矯正学教授[3]
  • 1954年 国際歯科研究学会日本部会発足、会長に就任[5] 
  • 1958年 日本矯正歯科学会会長に就任( - 1962年(昭和37年))
  • 1960年 東京医科歯科大学歯学部長に就任( - 1962年(昭和37年))
  • 1962年 東京医科歯科大学名誉教授[2]
  • 1973年 病没。享年76。

業績

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  • 高橋の不正咬合分類法 - 日本人における不正咬合をもたらす要因に基づいて分類法を決め、治療方針を決定づける指標を分かりやすくした

著書

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  • 高橋新次郎『矯正歯科学』齒苑社〈小児歯科学叢書4〉、1930年2月。 NCID BN12606925 
  • 高橋新次郎『矯正齒科學 : 理論と實際』(第3版)齒苑社、1935年8月。 NCID BN12612586 
  • 高橋新次郎『矯正齒科學 : 理論と實際』(第4版)齒苑社、1937年5月。 NCID BA38024231 
  • 高橋新次郎『矯正の常識』臨牀齒科社、1940年12月。 NCID BA80965420 
  • 高橋新次郎『矯正齒科學 : 理論と實際』(第6版)齒苑社、1947年5月。 NCID BN12612407 
  • 高橋新次郎『機能的顎矯正法 : 理論と實際とその批判』齒苑社〈矯正齒科學〉、1947年10月。 NCID BN12478825 
  • 高橋新次郎『機能的顎矯正法 : 理論と實際とその批判』(第2版)齒苑社東京都、1951年8月。 NCID BA80965103 
  • 高橋新次郎 編『写真で見るアメリカの素顔』医歯薬出版、1955年10月。 
  • 高橋新次郎 他 編『歯科口腔外科最近の進歩』医歯薬出版〈最近の進歩シリーズ〉、1956年12月。 NCID BN06689156 
  • 高橋新次郎、三浦不二夫 編『正中離開』医歯薬出版〈歯科写真文庫 7〉、1960年4月。 NCID BN12457993 
  • 高橋新次郎『新編歯科矯正学』永末書店、1960年。 NCID BN1247895X 
  • 高橋新次郎『新編機能的顎矯正法』(第4版)医歯薬出版、1961年。 NCID BN12479067 
  • 高橋新次郎『矯正こぼれ話』永末書店、1972年3月。 NCID BN13550906 
  • 高橋新次郎『新編歯科矯正学』(増補)永末書店、1975年7月。 NCID BN13787326 
学職
先代
(初代)
国際歯科研究学会日本部会会長
1954年 - 1958年
次代
松宮誠一
1959年 - 1960年
先代
日本矯正歯科学会 会長
1958年 - 1962年
次代
先代
中村平蔵
1959年 - 1960年
東京医科歯科大学歯学部長
1960年 - 1962年
次代
中澤勇
1962年 - 1965年
先代
(初代)
東京医科歯科大学歯科矯正学教室 教授
1937年 - 1962年
次代
三浦不二夫
1962年 - 1991年

参考文献

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  • 歯科医学大事典, 初版, 医歯薬出版, 東京, 1989

脚注

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  1. ^ レファレンス事例詳細”. レファレンス協同データベース. 国立国会図書館 (2009年10月29日). 2014年10月21日閲覧。
  2. ^ a b 歯科医学大辞典, 医歯薬出版, 1989, p.1672
  3. ^ a b c d 黒田敬之「大好きな歯科矯正学」『日本舌側矯正歯科学会会誌』第19号、日本舌側矯正歯科学会、2008年、2-8頁、doi:10.11284/jjloa2008.2008.2ISSN 1883-6216JOI:JST.Journalarchive/jjloa2008/2008.2 
  4. ^ 矯正歯科の継承 一色泰成 歯科学報,109(1) p.22
  5. ^ 国際歯科研究学会日本部会 50周年記念誌「JADRのあゆみ」(2006) p.3

関連項目

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