髙木竜馬
髙木 竜馬 | |
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生誕 | 1992年11月13日(32歳) |
出身地 | 日本 千葉県千葉市 |
学歴 |
千葉市立鶴沢小学校卒業 千葉市立葛城中学校卒業 渋谷教育学園幕張高等学校卒業 ウィーン国立音楽大学コンサートピアノ科卒業 イモラ国際ピアノアカデミー本科卒業 |
ジャンル | クラシック |
職業 | ピアニスト |
担当楽器 | ピアノ |
レーベル | イープラスミュージック |
事務所 | ※エージェント契約 |
公式サイト | ryoma takagi official site |
髙木 竜馬(たかぎ りょうま、1992年11月13日 - )は、日本のクラシック音楽のピアニスト。妻はピアニストの篠永紗也子[1]。
略歴
[編集]1992年、千葉県千葉市に生まれる。2歳よりピアニストの母、髙木美香の手ほどきでピアノを始め、7歳よりエレーナ・アシュケナージに、2008年より、中村紘子に師事。渋谷幕張高校在学中に、ウィーン国立音楽大学コンサートピアノ科に合格。ミヒャエル・クリストに指導を受けた。2015年より、イタリアのイモラ国際ピアノアカデミーに入学し、ボリス・ペトルシャンスキーの指導を受け、開校30年の歴史で6人目の「マイスター」の称号を得て卒業後、ポストグラデュエート課程に在籍。2018年、NHK総合テレビ「ピアノの森」で雨宮修平役のピアノ演奏を担当[2]。
2018年9月、第16回エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクール優勝、および聴衆賞を受賞し、世界的に脚光を浴びた。優勝ツアーとして、ベルゲン・トロルハウゲンでの《ピアニスト・オブ・ザ・ウィーク》に出演し、一週間に亘り30回の演奏会を行った。2019年6月東京フィルハーモニー交響楽団東京オペラシティ第126回定期公演、2020年2月千葉市定期演奏会では小林研一郎指揮東フィル、2020年7月渋谷オーチャードホールにおいては尾高忠明の指揮で演奏。ハンブルク・エルプフィルハーモニー、ハノーファー西ドイツ放送協会ホール、デュッセルドルフ・シューマンホール、ウィーン楽友協会ホールでのリサイタルや、エイヴィン・グルベルグ=イェンセン指揮・オスロフィルハーモニー管弦楽団、ハンス・グラーフ指揮・クリスチャンサン交響楽団との共演など、日本及びノルウェーを始め、ヨーロッパ各地で著名ホールでのリサイタルに出演、主要オーケストラとの共演を果たした。2020年、ウィーン国立音楽大学大学院を最優秀の成績で卒業し、ポストグラデュエート課程に在学。アンナ・マリコヴァの指導を受ける。2021年夏、8月上旬から9月下旬にかけて、「ピアノの森」をテーマにした全国10か所での2か月にわたる長期リサイタルツアーを行った[3]。
2023年4月より京都市立芸術大学ピアノ科専任講師に就任[4]。(公財)江副記念リクルート財団第35回奨学生。 (株)イープラスとエージェント契約を締結し、活躍の場を広げている。
2024年8月28日、同じくピアニストの篠永紗也子と同年4月に結婚していたことを自身のXを通じて報告した[1]。
受賞歴
[編集]- 2000年 - 第1回日本チャイコフスキーコンクール(小学生の部)第1位(日本・東京)
- 2001年 - 第2回ネイガウスフェスティバル(12歳以下の部)第1位(ロシア・モスクワ)
- 2004年 - 第15回ローマ国際ピアノコンクール(18歳以下の部)第1位(イタリア・ローマ)
- 2005年 - 第6回ホロヴィッツ国際ピアノコンクール(14歳以下の部)第1位(ウクライナ・キエフ)
- 2015年 - 第19回浜松国際ピアノアカデミーコンクール 第1位(日本・浜松) [5]
- 2015年 - 第38回エレーナ・ロンブロ=シュテパノフコンクール第1位(オーストリア・ウィーン)
- 2016年 - 第26回ローマ国際ピアノコンクール第1位(イタリア・ローマ)[6]
- 2018年 - Dr.ヨーゼフ・ディヒラーコンクール第1位(オーストリア、ウィーン)
- 2018年 - 第16回エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクールにて第1位および聴衆賞(ノルウェー・ベルゲン)[7]
出演歴
[編集]ラジオ番組
[編集]- 「リサイタル・ノヴァ」(2017年4月9日-、NHK-FM)
- 「ベストオブクラシック」(2018年3月29日-、NHK-FM)
- 「眠れない貴女へ」(2019年2月10日-、NHK-FM)ゲスト出演
- 「ブラボー!オーケストラ」(2020年6月7日-、NHK-FM)
テレビ番組
[編集]- 「題名のない音楽会」(2005年10月9日-、テレビ朝日)アーティスト出演
- 「ららら♪クラシック」(2019年3月8日-、NHK Eテレ)アーティスト出演
- 「題名のない音楽会」(2021年8月21日-、テレビ朝日)アーティスト出演
ディスコグラフィ
[編集]- 2019年3月、日本コロムビアより「ピアノの森」雨宮修平の軌跡
- 2021年8月、イープラスミュージックより「ピアノの森」ピアノコンサート※会場限定販売
- 2021年11月、チェリストの佐藤晴真とユニバーサルミュージックより「SOUVENIR~ドビュッシー&フランク作品集」
- 2022年7月、イープラスミュージックより「ピアノの森」ピアノコンサート※会場限定販売
- 2023年7月、イープラスミュージックより「ピアノの森」ピアノコンサート※会場限定販売
- 2023年10月、avex-CLASSICSより「映画アナログオリジナル サウンドトラック」
- 2023年10月、ヴァイオリニストの東亮汰とユニバーサルミュージックより「Piacere~ヴァイオリン小品集」
- 2024年3月、日本コロムビアより「交響曲 宇宙戦艦ヤマト -LiVE2023-」
- 2024年4月、イープラスミュージックより「Metamorphose」
人物
[編集]幼少期はサッカー少年で、小学、中学時代はゴールキーパーをしていた[8]。チェルシーFCのサポーターでもある。好きな動物はうさぎ。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “『ピアノの森』ピアニスト高木竜馬、結婚を発表 東京藝大非常勤講師の篠永紗也子と和装2ショット報告”. ORICON NEWS (2024年8月28日). 2024年8月28日閲覧。
- ^ “雨宮修平役のピアノ演奏を担当”. spice.eplus.jp. eplus. 2024年5月25日閲覧。
- ^ “ツアー”. spice.eplus.jp. eplus. 2024年5月25日閲覧。
- ^ “京都市立芸術大学音楽学部教員の採用についてーピアノ専攻(令和5年4月1日採用予定)”. 京都市立芸術大学. 2023年8月25日閲覧。
- ^ 第19回浜松国際ピアノアカデミーで SK-EXを演奏した高木竜馬さんが 第1位を獲得 - SHIGERU KAWAIウェブサイト(河合楽器)
- ^ 26. Internationaler Klavierwettbewerb in Rom 2016 auf C. Bechstein - ベヒシュタインウェブサイト(ドイツ語)
- ^ RYOMA TAKAGI WINNER OF GRIEG COMPETITION 2018 - エドヴァルド・グリーク国際ピアノコンサート公式ウェブサイト(英語)
- ^ 朝岡久美子 (2020年8月7日). “髙木竜馬「辛い時にこそ響くものがあるのが音楽」 リサイタルツアーから留学生活、ビジョンまで、若きピアニストに迫る”. SPICE 2021年8月16日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 髙木竜馬/Ryoma Takagi - 公式YouTubeチャンネル
- 髙木竜馬 (@RyomaTakagi) - X(旧Twitter)
- 髙木竜馬 (@ryomatakagi) - Instagram