コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

鬼畜大宴会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鬼畜大宴会
KICHIKU
監督 熊切和嘉
脚本 熊切和嘉
製作 森拳三郎
出演者 三上純未子
澤田俊輔
木田茂
杉原敏行
小木曽健太郎
財前智宏
橋本祐二
平良勤
音楽 赤犬
撮影 橋本清明
編集 熊切和嘉
製作会社 鬼プロ作品
配給 伏龍同盟、鬼プロ配給
公開 日本の旗 1998年8月28日
上映時間 112分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

鬼畜大宴会』(きちくだいえんかい、英題: KICHIKU )は、1997年制作、1998年公開の日本映画。監督は熊切和嘉

概要

[編集]

熊切監督の大阪芸術大学芸術学部映像学科における卒業制作として制作された16mmフィルムである。誰でも応募できる世界でも珍しい自主映画のコンペティション第20回ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞し[1]、学生の作品ながら異例の劇場公開がされ、ロングランヒット作となった[2]。第28回タオルミナ国際映画祭英語版でグランプリを受賞した[2][3]

1970年代日本の学生運動で起きた連合赤軍リンチ殺人をモチーフとし、左翼組織の内部崩壊による惨劇をスプラッター映画として描写した青春群像劇[1][4][5]。劇場公開時のレイティングはR18。熊切は以後映画監督として日本国内外の映画祭の常連となり、他の参加スタッフもその後プロとして活躍している。

2014年にアメリカのWebサイト『Taste of Cinema』が公開した「心がつぶれそうになる傑作映画20本」(20 Great Soul-Crushing Films That Are Worth Your Time)では、日本映画としては本作が唯一のランクインとなっており、第19位を獲得している[6][7]

あらすじ

[編集]

キャスト

[編集]
  • 雅美 - 三上純未子
  • 岡崎 - 澤田俊輔
  • 熊谷 - 木田茂
  • 杉原 - 杉原敏行
  • 藤原 - 小木曽健太郎
  • 山根 - 財前智宏
  • 相澤 - 橋本祐二
  • 平 - 平良勤
  • メンバー1 - 東野哲也
  • メンバー2 - 仙田学

スタッフ

[編集]
  • 製作・監督・脚本・編集 - 熊切和嘉
  • 製作 - 森拳三郎
  • 撮影 - 橋本清明
  • 照明 - 向井康介
  • 美術 - 安井聡子
  • 造型 - 西山幸雄
  • 撮影助手 - 近藤龍人
  • 記録 - 前田隼人、金井亜由美
  • 音楽 - 赤犬
  • 音響 - 財前智弘
  • 音響効果 - 松本章
  • 助監督 - 山下敦弘
  • 特協 - 宇治田隆史
  • 製作会社 - 鬼プロ作品
  • 配給 - 伏龍同盟、鬼プロ配給

受賞

[編集]

関連商品

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c "PFFアワード1997|PFFアワード年別一覧|PFFアワード". PFF(ぴあフィルムフェスティバル)公式サイト. 2024年11月15日閲覧
  2. ^ a b "熊切和嘉インタビュー". HogaHolic - ホウガホリック. 2010年12月15日. 2012年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月2日閲覧
  3. ^ 熊切和嘉(インタビュアー:和田隆)「クリエイターズ★インタビュー:熊切和嘉監督/『私の男』」『文化通信.com』、2014年6月12日https://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=2754&pg=22024年11月15日閲覧 
  4. ^ "鬼畜大宴会公式ホームページ". 鬼畜大宴会公式ホームページ. 2000年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月2日閲覧
  5. ^ "観てたら自慢できる「トンデモ映画」の世界". 日刊SPA!. 扶桑社. 2012年10月23日. 2024年11月15日閲覧
  6. ^ Rambow, Dylan (2014年10月3日). "20 Great Soul-Crushing Films That Are Worth Your Time". Taste of Cinema – Movie Reviews and Classic Movie Lists (英語). 2024年11月15日閲覧
  7. ^ "米サイト選出「心がつぶれそうになる映画20本」". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2016年7月17日. 2024年11月15日閲覧

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]