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魔女 (花譜の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
魔女(真)から転送)
「魔女」
花譜シングル
初出アルバム『花と心臓(EP)』
リリース
規格 CDシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル KAMITSUBAKI RECORD
作詞・作曲 カンザキイオリ
(作詞・作曲・編曲)
花譜のシングル 年表
魔女
(2018年)
夜が降り止む前に
(2019年)
収録曲
  1. 魔女
  2. 魔女 (inst.)
テンプレートを表示

魔女」(まじょ)はKAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルアーティスト花譜の楽曲である[1]。作詞・作曲・編曲何れもカンザキイオリによる[1]

本項ではそこから派生したV.W.Pの楽曲「魔女(真)」についても述べる。

概要

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初めは2018年12月21日から12月24日までの4日間、渋谷のライブハウス PLUG IN STUDIO にてCDシングル 300枚が限定販売された[2]。展覧会「THE MOON STUDIO presents KOTODAMA TRIBE ver.0.5」のイメージソングとして用いられた[2]。この展覧会のキャッチコピーは「魔女」の歌詞「今己を証明する言葉に魂はあるか?」[3]にもつながる《その言葉に、魂はあるのか?》であった[4]

2019年1月9日、YouTube上でミュージックビデオが公開された[1]。ミュージックビデオの制作は佐伯雄一郎 (SEP,inc.) および涌元智崇 (THINKR) による[1]。2019年5月15日には1st EP『花と心臓』に収録された[5]

花譜の「魔女」をもとに、V.W.P の「魔女(真)」が作られ、更にカンザキイオリにより“系譜曲”と呼ばれる V.W.P の楽曲シリーズが制作された[6][7][8][9][10]。また、2023年8月21日にリリースされたV.W.P 1st アルバム『運命』には、「魔女(真)」とともにV.W.P バージョンの「魔女」も収録された[11][12]

「魔女」はVTuberをテーマとした楽曲であり、V.W.Pの「始まりの歌」とされる[3]

魔女(真)

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「魔女(真)」
V.W.Pシングル
初出アルバム『運命
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル KAMITSUBAKI RECORD
作詞・作曲 カンザキイオリ
プロデュース PIEDPIPER
運命 収録曲
再会
(13)
魔女(真)
(14)
仮想
(15)
テンプレートを表示

「'魔女(真)」(まじょ とぅるー[3][13]、The Witches -true-[14])は、V.W.P の楽曲である[8][15]。V.W.P 8th シングルとして2023年5月24日にリリースされ、同日MVが公開された[8][14]。作詞・作曲はカンザキイオリ、ラップパートはたかやん、編曲は近藤芳樹が担当した[14][15]

また、ミュージックビデオは制作は、ディレクターとしてイアリンジャパン川サキケンジが携わり、3DCG制作は同じくイアリンジャパンの髙田瑛示、秋山吉美、Q-taroが、タイポグラフィデザインは岩佐トモタカ、タイポモーション制作は yujureal work が行った[14][15]。また、制作マネージャーはTHINKRの岩城賢太郎、プロデューサーは根岸秀幸、統括プロデューサーはPIEDPIPERであった[14][15]

なお、初めての披露はV.W.Pがデビューした2021年3月13日の『花譜 2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐Q2」』であり、同年3月21日に「魔女(真) Short Ver.」としてミュージックビデオが公開された[16][17][18][19]。こちらは作詞・作曲はカンザキイオリ、ラップパートはたかやん、編曲はrionosによるものであった[17]

ライブでの演奏

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花譜のライブでは、2019年8月1日に恵比寿LIQUIDROOMで開催された最初の公演『花譜 1st ONE-MAN LIVE「不可解」』から演奏されている[20]。続く2020年3月23日の『花譜 1st ONE-MAN LIVE「不可解(再)」』では、大沼パセリのリミックスによる「魔女 feat. 春猿火」としてパフォーマンスされた[20][21]。『花譜 2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐Q2」』では、花譜が単独で「魔女」を歌ったのち、最後にV.W.Pとして「魔女(真)」も披露された[3]。その後も「不可解弐REBUILDING」の「不可解弐Q2:RE-世界線は分岐する-」[22]および「不可解弐Q3-魔法の無い世界-」[23]、『花譜 3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(狂)」』[24]、そして『花譜 3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(想)」』[25]で演奏された。

また、「魔女(真)」は2022年4月16日に開催された『V.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象[26]2024年1月13日に開催された『V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE「現象Ⅱ -魔女拡成-」』でともに最後の楽曲として演奏された[27]

その他

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V.W.P のメンバーである春猿火により2019年11月20日にラップバージョンのカバーがYouTube上で公開されている[28]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 花譜 -KAF- (2019年1月9日). “花譜 #11 「魔女」 【オリジナルMV】”. YouTube. 2023年1月18日閲覧。
  2. ^ a b 花譜、KOTODAMA TRIBEイメージソング『魔女』がCD化&展示会場にて限定販売が決定”. V-Tuber zero (2018年12月19日). 2023年1月18日閲覧。
  3. ^ a b c d Minoru Hirota (2021年3月17日). “花譜ライブ「不可解弐 Q2」9000字レポート 「あなたがいるから、私は私になれます」”. PANORA. 2024年1月18日閲覧。
  4. ^ 輝夜月とMika Pikazo所属「THE MOON STUDIO」による 1st展覧会〈KOTODAMA TRIBE ver.0.5〉を開催”. OTOTOY (2018年11月29日). 2023年1月18日閲覧。
  5. ^ 【花譜】花と心臓 | DISCOGRAPHY”. KAMITSUBAKI STUDIO (2019年5月15日). 2024年1月18日閲覧。
  6. ^ VTuberスタイル 9月号 2022, p. 6.
  7. ^ 音楽ナタリー編集部 (2022年4月19日). “花譜ら5人の魔女からなるV.W.P、その存在を“現象”にした初ワンマン”. 音楽ナタリー. 2023年2月11日閲覧。
  8. ^ a b c バーチャルアーティストグループ・V.W.P、8thシングル「魔女(真)」を5/24 0時にデジタル配信 1stアルバムとBDも受注生産”. PANORA (2023年5月23日). 2024年1月18日閲覧。
  9. ^ V.W.P”. KAMITSUBAKI STUDIO. 2024年1月18日閲覧。
  10. ^ 神椿代々木決戦2024 IN 代々木第一体育館”. KAMITSUBAKI STUDIO. 2024年1月18日閲覧。
  11. ^ 【V.W.P】1st AL「運命」 | DISCOGRAPHY”. KAMITSUBAKI STUDIO (2023年8月21日). 2024年1月18日閲覧。
  12. ^ リアルサウンド編集部 (2023年8月22日). “V.W.P、「魔女」の次に完成されていたシングル「祭壇」MVプレミア公開 1stアルバム『運命』デジタルリリースも”. Real Sound. 2024年1月18日閲覧。
  13. ^ リアルサウンド (2021年3月21日). “花譜、理芽ら参加のバーチャルアーティストグループ“V.W.P”が「魔女(真)」ライブMV公開”. ぴあ. 2024年1月18日閲覧。
  14. ^ a b c d e リアルサウンド編集部 (2023年5月24日). “V.W.P、8thシングル「魔女(真)」デジタルリリース&MVプレミア公開 花譜オリジナル曲をリアレンジ”. Real Sound. 2024年1月18日閲覧。
  15. ^ a b c d V.W.P -Virtual Witch Phenomenon- (2023年5月24日). “【Original MV】魔女(真) / V.W.P #8【系譜曲】”. YouTube. 2024年1月18日閲覧。
  16. ^ 『クイック・ジャパン Vol. 162』 2022, p. 81.
  17. ^ a b V.W.P -Virtual Witch Phenomenon- (2021年3月21日). “【LIVE MV】魔女(真) Short Ver. from “不可解弐Q2” / V.W.P #1”. YouTube. 2023年1月18日閲覧。
  18. ^ 音楽ナタリー編集部 (2021年3月21日). “花譜ワンマンライブで結成されたV.W.P、「魔女(真)」MVをプレミア公開”. 音楽ナタリー. 2023年1月18日閲覧。
  19. ^ くま (2021年3月21日). “花譜擁するV.W.P「魔女(真)」ライブMV公開 電撃結成されたVグループ”. KAI-YOU. 2023年1月18日閲覧。
  20. ^ a b 花譜 1st ONE-MAN LIVE 『不可解』 / 『不可解(再)』”. みるハコ. 2024年1月17日閲覧。
  21. ^ MoguLive編集部 (2020年4月19日). “花譜 ワンマンライブ「不可解(再)」の無観客ライブが再放送”. MoguLive. MoguraVR. 2023年3月19日閲覧。
  22. ^ 【花譜】Live Album 「不可解弐Q2:RE-世界線は分岐する-」/2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐REBUILDING」”. FINDME STORE. THINKR. 2024年1月18日閲覧。
  23. ^ 【花譜】Live Album 「不可解弐Q3-魔法の無い世界-」/2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐REBUILDING」”. FINDME STORE. THINKR. 2024年1月18日閲覧。
  24. ^ たまごまご (2022年9月6日). “花譜は観測することで存在する。武道館公演『不可解参(狂)』はいろいろな意味で“狂った”ライブだった”. クイック・ジャパン ウェブ. p. 2. 2023年3月19日閲覧。
  25. ^ 秋山仁 (2023年3月11日). “花譜、壮大なスケールで迎えたシリーズの大団円 カンザキイオリ卒業、新章突入を告げた『不可解参(想)』”. Real Sound. 2023年4月13日閲覧。
  26. ^ オグマフミヤ (2022年5月20日). “「V.W.P」1stワンマンレポ 花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜が見せた魔女の深淵”. KAI-YOU. p. 3. 2024年1月17日閲覧。
  27. ^ 「現象Ⅱ -魔女拡成-」パンフレット 2024, p. 19.
  28. ^ 春猿火 -Harusaruhi- (2019年11月20日). “【歌ってみた】魔女 RAP VERSION covered by 春猿火”. YouTube. 2024年1月18日閲覧。

参考文献

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  • 芝崎浩司 編『VTuberスタイル 9月号』株式会社アプリスタイル、2022年8月26日、3-15頁。 
  • クイック・ジャパン編集部 編『クイック・ジャパン Vol. 162』太田出版、2022年8月26日、74-88頁。ISBN 978-4778318277 
  • 『【V.W.P】「現象Ⅱ -魔女拡成-」/SINKA LIVE EP. Ⅴ V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE 現象Ⅱ -魔女拡成-』KAMITSUBAKI STUDIO、2024年1月13日、1–68頁。 

外部リンク

[編集]

V.W.P

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