魔男のイチ
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魔男のイチ | |
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ジャンル | 少年漫画、ファンタジー[1] |
漫画 | |
原作・原案など | 西修 |
作画 | 宇佐崎しろ |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
レーベル | ジャンプ コミックス |
発表号 | 2024年41号 - |
発表期間 | 2023年9月9日[1] - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『魔男のイチ』(まだんのいち)は、原作:西修、作画:宇佐崎しろによる日本の漫画。週刊少年ジャンプ(集英社)にて2024年41号から連載中[1]。女性しか魔法を扱えない世界で、魔法を習得してしまった少年・イチを描いた物語。
連載開始時にはPVを公開[1]。
あらすじ
[編集]魔法が生物として存在し、女性にしか魔法を扱うことができない世界で、少年・イチはドルイド山に捨てられて以降、狩猟や採集の生活を送っていた。ある日、イチは今まで見たことのない生物を見つける。その生物は「平気で人を殺す」と本能で感じ取ったイチはその場を離れるが、狩りたいと思っていた。その生物は魔法であり、王の魔法(キング・ウロロ)という名の反人類魔法だった。魔女の一人であるデスカラスはウロロと戦うものの、ウロロは「女では俺の心臓に傷一つ付けられない」という絶対のルールの前に不可能に終わる。勝ち誇り煽るウロロだったが、突然イチが現れる。男であるイチは事前に仕掛けていた罠にウロロを嵌め、死対死が成立したことでウロロの心臓に小刀を突き立て、見事習得することに成功してしまったのだ。こうして、魔女と魔法の世界に魔男が誕生してしまい――。
登場人物
[編集]魔男
[編集]- イチ
- 本作の主人公。一人称は「俺」。王の魔法(キング・ウロロ)を習得してしまった山育ちの少年。著しく強い狩猟本能を死対死というルールで抑えている。殺意に敏感かつ己の中のルールに忠実なため、デスカラスからは手を焼かれている。魔男となってからは首都ナタリーのマンチネル魔女協会に所属し、デスカラスの下で反人類魔法の習得に向かうこととなる。
魔女
[編集]- デスカラス
- マンチネル魔女協会所属の魔女。「深淵の魔女」という二つ名を持つ。他の魔女から「化け物」と言われるほどの実力で、本人曰く現代最強かつ完全無欠の超絶美人魔女。言葉遣いが幼かったり、すべき説明をしなかったりと結構ポンコツ。
- クムギ
- マンチネル魔女協会所属の魔女候補生。魔女及び魔法研究学部、略して「魔女研」にも所属している。最前線に出るのが怖く魔女研に入ったものの、運悪く記録役としてイチとデスカラスに同行することになる。イチのことを怖いと思っている。
- マネーゴールド
- マンチネル魔女協会所属の魔女。「黄金の魔女」という二つ名を持つ。鏡を通して意思疎通することが可能で、リモート会議のようなこともできる。デスカラスによく苦労させられている。喫煙者。
- シラベドンナ
- マンチネル魔女協会所属の魔女。「追究の魔女」という二つ名を持つ。魔女研の統括責任者で研究者。研究対象に対してはタガが外れてしまうが、分析の精度は高く、決して分析を間違えない。
魔法
[編集]- 王の魔法(キング・ウロロ)
- 反人類魔法。試練は「心臓をとめること」だが、「女ではウロロの心臓に傷一つ付けられない」というルールを敷いている。どんな魔法でも最大出力を修練せずとも引き出せる超越特化魔法で、魔女たちが1000年かけても習得できなかった伝説の魔法だったが、男のイチに習得されてしまった。
- 雷狐の魔法
- 反人類魔法。試練は「電撃を食らわずに首玉を奪うこと」。雷による発火の魔法で、人間を焼き尽くすことで雷魔法の頂点に立とうとしていたが、イチに狐の習性を利用され習得されてしまった。
- 氷鮫の魔法
- 反人類魔法。試練は「氷鮫を美しく飾り立てること」。噛まれると凍ってしまう氷の鮫を出す魔法。独特な美的センスを持つが、イチに舟盛にされて満足したことで習得された。
- 菌茸の魔法
- 反人類魔法。試練は「管を切り収穫すること」。
用語
[編集]- 魔法
- 意思と人格を持つ生命体。人間は魔法が提示する試練を乗り越えることで、その魔法を習得することができる。人間に友好的な魔法とそうでない魔法が存在し、そうでない魔法は反人類魔法と呼ばれる。習得した人間が死ぬと、その魔法は自由になる。現在確認されている魔法は3185種で、そのうち402種は習得済み。
- 魔女
- 各地に赴き、魔法が提示する試練を乗り越え習得するハンターのこと。魔法を扱うために不可欠な魔力を持つのは女性のみであることから、「魔女」と呼ばれるようになった。
- 首都ナタリー
- 人口は約300万人で、海岸沿いに栄える魔法産業の盛んな街。マンチネル魔女協会がある。
- マンチネル魔女協会
- ナタリーにある魔女協会。魔女の他に魔女候補生も所属しており、上級魔女候補生は魔女の補佐を務め、魔法の研究や魔法具・装備の製作など多種多様な部門で働く。下級魔女候補生は教会内部の教育機関「マンチネル魔女学院」にて魔法の勉強を受けている。
脚注
[編集]- ^ a b c d “西修×宇佐崎しろ「魔男のイチ」開幕、魔法が生き物として存在する世界を描く”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年9月9日). 2024年11月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- 『魔男のイチ』 - 集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト