鰺坂真
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鰺坂 真(あじさか まこと、1933年8月9日[1]- 2022年1月6日)は、日本の哲学者。関西大学名誉教授。専門はドイツ古典哲学、ヘーゲル哲学。
父は教育学者で京都大学名誉教授の鰺坂二夫。
来歴・人物
[編集]鹿児島県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。1999年と2000年の大阪府知事選挙に日本共産党の推薦を得て出馬したが、落選。日本共産党員であり、同党の機関紙誌に頻繁に執筆していた。関西大学では、部落出身の生徒の優先的入学に反対した。平和・民主・革新の日本をめざす全国の会代表世話人を務めた。
2022年1月6日死去[2]。88歳没。
著書
[編集]- 『ヘーゲル論理学入門』有斐閣〈有斐閣新書〉、1978年3月。NDLJP:12217432。
- 『自由について』大月書店、1981年4月。NDLJP:12225822。
- 『人間とはなにか』(青木書店、1984年)
- 『現代思想の潮流』白石書店、1985年3月。NDLJP:12231026。
- 『哲学入門―生きること・働くこと』(学習の友社、1992年)
- 『現代哲学の課題』(新日本出版社、1996年)
- 『哲学のすすめ―生きること、学ぶこと』(学習の友社、1998年)
- 『21世紀にはばたく青年の生きがい』(清風堂出版、1999年)
- 『マルクス主義哲学の源流―ドイツ古典哲学の本質とその展開』(学習の友社、1999年)
- 『時代をひらく哲学―科学的社会主義の世界観・歴史観を学ぶ』(新日本出版社、2000年)
- 『科学的社会主義の世界観―社会と生き方を見つめて』(新日本出版社、2002年)
共著
[編集]- (梅林誠爾・有尾善繁)『論理学―思考の法則と科学の方法』(世界思想社、1987年)
- (碓井岑夫・高垣忠一郎・青木一・大麻南)『道徳教育実践の探求』(あゆみ出版、1990年)
- (黒田治夫・山川学・上田浩・釘貫和則)『現代日本文化論の研究―天皇制イデオロギーと新京都学派』(白石書店、1991年)
- (中田進)『現代に挑む唯物論』(学習の友社、1996年)
- (黒田治夫・山川学・上田浩)『倫理学―人間の自由と尊厳』(世界思想社、2003年)
- (吉田康彦編)『21世紀の平和学―人文・社会・自然科学・文学からのアプローチ 』(明石書店、2004年)
- (浜林正夫・福田泰久)『『反デューリング論』を学ぶ』(新日本出版社、2006年)
編著
[編集]- 『史的唯物論の現代的課題』(学習の友社、2001年)
- 『ジェンダーと史的唯物論』(学習の友社、2005年)
共編著
[編集]脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』
- ^ “鰺坂真氏が死去 関大名誉教授、99年と00年に大阪府知事選出馬”. 京都新聞. (2022年1月8日) 2022年1月8日閲覧。