鳥羽市立答志中学校
鳥羽市立答志中学校 | |
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北緯34度31分18.1秒 東経136度53分17.2秒 / 北緯34.521694度 東経136.888111度座標: 北緯34度31分18.1秒 東経136度53分17.2秒 / 北緯34.521694度 東経136.888111度 | |
過去の名称 | 答志村答志中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 鳥羽市 |
設立年月日 | 1947年(昭和22年)4月15日 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | C124221130028 |
所在地 | 〒517-0002 |
三重県鳥羽市答志町2220番地5 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
鳥羽市立答志中学校(とばしりつとうしちゅうがっこう)は、三重県鳥羽市の離島・答志島にある公立中学校。2024年7月31日現在の生徒数は3学級26人。
概要
[編集]大畑遺跡などの島内の遺跡から出土した石包丁などを校内で保管している[2]。
沿革
[編集]- 1947年(昭和22年)4月15日 - 答志村答志中学校として開校。
- 1948年(昭和23年)11月3日 - 独立校舎を新築、移転[3]。
- 1951年(昭和26年) - 運動場を拡張[4]。
- 1953年(昭和28年) - 校歌を制定[4]。
- 1954年(昭和29年)11月1日 - 市町村合併により、鳥羽市立答志中学校に改称。
- 1966年(昭和41年) - 第17回放送教育研究会東海北陸大会を開催[5]。
- 1975年(昭和50年)9月23日 - 鉄筋3階建ての新校舎が竣工[6]。
- 1986年(昭和61年) - 文部省より勤労生産学習研究指定を受ける(2年間)[7]。
- 1988年(昭和63年)4月30日 - 校舎および体育館、運動場が完成し、現在地に移転[5][8]。跡地は答志小学校となる[5]。
- 1997年(平成9年)度 - アメリカ合衆国ノースカロライナ州の学校とインターネットを介した交流を開始[9]。
- 2006年(平成18年) - 映画Blue Labyrinth(ARIES制作、中村英児監督)に協力する[10]。
- 2010年(平成22年)9月6日 - 鳥羽市のジャズフェスティバル実行委員会がジャズコンサートに参加する機会のない島の中学生のために、コンサートを開催[11]。
統合をめぐる動き
[編集]鳥羽市は小規模校の存続条件として30人以上の在籍を示しており、2015年(平成27年)に答志中学校を本土の鳥羽東中学校へ統合することを示唆した[12]。2016年時点では58人が在籍している[13] が、2022年には30人を下回る見通しで、住民らが「答志コミュニティ・スクール実行委員会」を2016年(平成28年)7月に立ち上げ、存続を求める1,209人分の署名を2017年に木田久主一鳥羽市長へ提出した[12]。実行委員会は署名を提出するのみならず、小規模特認校制度の適用、小中一貫校化、下宿で島民外の生徒を受け入れる「寝屋子留学」の導入など、学校存続案の提示や人口減少対策も提言した[12]。
教育の特色
[編集]地域密着型の教育が行われており、地域住民を招待する学校行事を多く行っている[14]。特に1年生は1年間をかけてワカメ養殖を体験する「ふるさと学習」を行う[14]。
通学区域
[編集]答志小学校の学区(校区)と一致する[15]。
- 答志町
答志島には答志町のほかに桃取町があるが、桃取町の中学生は答志中学校ではなく、本土の鳥羽東中学校に通学する[15]。
生徒会活動
[編集]- 生徒会本部
- 園芸委員会
- 生活体育委員会
- 図書委員会
- 美化委員会
- 文化放送委員会
- 保健給食委員会
部活動
[編集]バドミントン部(男女)、野球部(男子)、ソフトボール部(女子)がある[14]。特にソフトボール部は全員が中学で初めて競技するという環境ながら、三重県大会で優勝争いに加わるほどの強豪である[14]。部のコーチもソフトボール未経験者であり、特別変わった練習メニューを課しているわけではなく、地域住民の支援を受けながら、選手は自ら強くなる方法を考えて実践するという[14]。
交通
[編集]- 鳥羽市営定期船和具桟橋より徒歩約20分(約1.4km)。
- 三重県道759号答志桃取線(答志島スカイライン)沿い南側。
周辺
[編集]学校は和具集落から西側に離れたところにある。周りは山に囲まれている[16]。
脚注
[編集]- ^ 鳥羽市総務課"指定避難所等一覧表 (PDF) "平成22年3月1日.(2011年2月24日閲覧。)
- ^ 答志島旅館組合"-答志島いろは-"(2011年2月24日閲覧。)
- ^ 鳥羽市史編さん室(1991):1307ページ
- ^ a b 鳥羽市史編さん室(1991):356ページ
- ^ a b c 鳥羽市史編さん室(1991):469ページ
- ^ 鳥羽市史編さん室(1991):1330ページ
- ^ 鳥羽市史編さん室(1991):470ページ
- ^ 鳥羽市史編さん室(1991):1337ページ
- ^ 三重県"三重県離島振興計画(平成15年度〜24年度) (PDF) "33pp.(12ページより)
- ^ アリエス"映画「Blue Labyrinth」official web site"(2011年2月24日閲覧。)
- ^ 伊勢新聞社"離島の子にジャズを 鳥羽の答志中で演奏"2010年9月8日.(2011年2月24日閲覧。)
- ^ a b c 西山和宏「答志中存続求め署名 鳥羽 保護者ら1209人分を市に」中日新聞2017年1月8日付朝刊、伊勢志摩版18ページ
- ^ 三重県教育委員会(2016):34ページ
- ^ a b c d e 浅田政志 (2017年1月26日). “寝屋子の島、答志島。島全体でチームプレー!”. 全力広報 つづきは三重で. 三重県. 2017年10月16日閲覧。
- ^ a b 鳥羽市教育委員会学校教育課"市内幼稚園、小・中学校一覧 - 鳥羽市"(2011年2月24日閲覧。)
- ^ 鳥羽市立答志中学校"通学について"(2011年2月24日閲覧。)
参考文献
[編集]- 鳥羽市史編さん室『鳥羽市史 下巻』平成三年三月二十五日、鳥羽市役所、1347p.
- 三重県教育委員会『学校名簿 平成28年度』三重県教育委員会事務局教育総務課、2016年7月、57p.