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鶴姫(つるひめ、永禄10年(1567年)[1][2] - 没年不詳)は、安土桃山時代の女性。織田家・豊臣家に仕えた中川秀政の正室。
織田信長の娘であるが史料が乏しく生母も不明である[3]。中川清秀が天正6年(1578年)からの荒木村重討伐で戦功を挙げたことから「信長公これを賞し、その女を以って秀政に嫁し、婿となす」とある(『織田家雑録』)。このことから輿入れは天正6年であったとされる。ただ鶴姫は「秀政室早世、子供なし」とされており、子に恵まれないまま早世したようである(『織田家雑録』)[3]。
- ^ 『中川氏御年譜』所収「中川氏系図」
- ^ 諏訪勝則『古田織部 美の革命を起こした武家茶人』〈中公新書〉2016年、27頁。
- ^ a b 岡田正人 編『織田信長総合事典』雄山閣、1999年、180頁。ISBN 4639016328。