コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

麻浦区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
麻浦から転送)
ソウル特別市 麻浦区
区旗
位置
麻浦区の位置
各種表記
ハングル: 마포구
漢字: 麻浦區
日本語読み仮名: まほく
片仮名転写: マポグ
ローマ字転写 (RR): Mapo-gu
統計(2023年
面積: 23.87 km2
総人口: 363,697[1]
男子人口: 169,990 人
女子人口: 193,707 人
行政
国: 大韓民国の旗 大韓民国
上位自治体: ソウル特別市
下位行政区画: 24洞
行政区域分類コード: 11140
麻浦区の木: カエデ
麻浦区の花: コブシ
麻浦区の鳥: マガモ
自治体公式サイト: 麻浦区
テンプレートを表示
麻浦区庁

麻浦区(マポく)は、大韓民国ソウル特別市漢江北岸にある

弘益大学校のある弘大(ホンデ)地区は美術・デザイン系学生が集まる学生街・繁華街であり、バーやクラブ、ライブハウス、ギャラリーなどが多く集まっている。他に楊花辺などの繁華街がある。また、ソウルワールドカップ競技場があり、2002 FIFAワールドカップの開会式が開かれた。

ワールドカップ競技場周辺や漢江周辺は広大な緑地となっていることや丘陵地帯があることから、麻浦区の緑地面積は区全体の面積の50%近くを占める。また、通称ソンミサンマウルと呼ばれる地区は、ソウルで住みたい場所No.1に度々選ばれマスメディアでもよく取り上げられている。1962年12月には麻浦アパート朝鮮語版の入居が始まったが、1991年には建て替えにより撤去された。

地理

[編集]

麻浦区はソウル市の中西部に位置する。南側に漢江が流れている。また東側は丘陵地帯となっている。

  • 山:老姑(ノゴ)山、隼峰山、臥牛山、ソンミ山(66m)
  • 河川:漢江(ハンガン)

隣接自治体

[編集]

歴史

[編集]

元来、麻浦一帯は漢江による交易や漢江の渡し場などで栄えてきた。

  • 1944年11月1日 西大門区孔徳町、新孔徳町、阿峴町、新水町、玄石町、旧水町、新井町、倉前町、上水一町、下水一町、賀中町、唐人町、西橋町、東橋町、合井町、望遠町、栗島町、龍山区桃花町、麻浦町、龍江町、土亭町、大興町、塩里町が分区され、麻浦区となる。
  • 1946年10月1日 区内の「町」を「洞」に改称。
  • 1964年6月1日
    • 西大門区から老姑山洞および大峴洞の一部を編入。
    • 阿峴洞の一部を西大門区に編入。
  • 1975年10月1日 西大門区から上岩洞、城山洞および水色洞、中洞、南加佐洞、延禧洞のそれぞれ一部を編入。

行政区域

[編集]
行政区域図
漢江にかかる楊花大橋、漢江の対岸が麻浦区。後ろの山はソウル北方の山・北漢山

幾度かの洞の統合を経て、現在は16の洞が存在する。

行政洞 法定洞
阿峴洞(アヒョンドン) 阿峴洞、孔徳洞、塩里洞
孔徳洞(コンドクトン) 阿峴洞、孔徳洞、新孔徳洞、桃花洞
桃花洞(トファドン) 桃花洞、麻浦洞
竜江洞(ヨンガンドン) 桃花洞、竜江洞、土亭洞、麻浦洞、大興洞、塩里洞
大興洞(テフンドン) 大興洞、老姑山洞、新水洞
塩里洞(ヨムニドン) 塩里洞、孔徳洞
新水洞(シンスドン) 新水洞、玄石洞、旧水洞、新井洞、大興洞
西江洞(ソガンドン) 倉前洞、上水洞、賀中洞、新井洞、唐人洞
西橋洞(ソギョドン) 老姑山洞、西橋洞、東橋洞
合井洞(ハプチョンドン) 合井洞
望遠第1洞(マンウォンジェイルトン) 望遠洞
望遠第2洞(マンウォンジェイドン)
延南洞(ヨンナムドン) 延南洞
城山第1洞(ソンサンジェイルトン) 城山洞
城山第2洞(ソンサンジェイドン) 城山洞、中洞
上岩洞(サンアムドン) 上岩洞

行政

[編集]

現在の区長は朴弘燮(パク・ホンソプ, 共に民主党)。

警察

[編集]

消防

[編集]

教育

[編集]

大学

[編集]

外国人学校

[編集]

記念館・博物館

[編集]

交通

[編集]

鉄道

[編集]

その他 

[編集]

中国の外交官夫人が2015年1月12日夜、タクシーを使用した際に運転手よりクレジットカードでの支払いを拒否され現金払いを要求されたため拒否したところ運転手より激しくののしられ、タクシーから降りる途中に車を急発進させられ振り落とされるという事件が発生した。夫人はカトリック汝矣島聖母病院の救急室に搬送されたが当時妊娠3カ月であり、胎児への影響を心配。韓国人が好きで夫と韓国に来たが、これほど酷い目に遭うとは思わなかったというコメントを残した。この事件に対して中国大使館は激怒し、ソウル麻浦警察署は徹底的な真相調査と責任者の刑事処罰を要求された[2]

脚注

[編集]
  1. ^ 주민등록 인구통계 - 행정안전부”. 行政安全部. 2024年1月2日閲覧。
  2. ^ “中国外交官夫人、ソウルでタクシーから振り落とされる 中国大使館激怒、外交的な影響も懸念”. 朝鮮日報. (2015年2月4日). オリジナルの2015年2月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150204104947/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/02/04/2015020401526.html 2024年10月25日閲覧。 

外部リンク

[編集]