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(152679) 1998 KU2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(152679) 1998 KU2
仮符号・別名 1998 KU2
分類 小惑星
軌道の種類 アポロ群
地球近傍小惑星
地球横断小惑星
火星横断小惑星
軌道要素と性質
元期:TDB 2456200.5 (2012年9月30.0日)
軌道長半径 (a) 2.25340384 AU
近日点距離 (q) 1.0091183 AU
遠日点距離 (Q) 2.49778935 AU
離心率 (e) 0.55222481
公転周期 (P) 1235.54046 日
(3.38 年)
平均軌道速度 0.291370465 度/日
軌道傾斜角 (i) 004.922868 度
近日点引数 (ω) 120.24284 度
昇交点黄経 (Ω) 205.89014 度
平均近点角 (M) 058.25868 度
前回近日点通過 JED 2456000.55289
(2012年5月14日)
次回近日点通過 JED 2457236.09335
(2015年8月1日)
物理的性質
直径 1 - 5 km
スペクトル分類 Cb
絶対等級 (H) 16.565 ± 1.0228
発見
発見日 1998年5月22日
発見者 LINEAR
発見方法 自動検出
他のカタログでの名称
152679
1998 KU2
1971 UB
J98K02U
Template (ノート 解説) ■Project

(152679) 1998 KU2 は、アポロ群に属する地球近傍小惑星である。

発見

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1998 KU2 は、1998年5月22日LINEARによって発見された。しかしLINEARの成果は厳密には再発見で、1971年に発見され、1971 UB と仮符号がつけられた小惑星と同一である。

軌道の性質

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1998 KU2 の軌道は、近日点地球軌道に接し、遠日点距離は火星軌道の外側である。軌道傾斜角は4.9度しか傾いておらず、地球や火星と衝突する可能性をもつ小惑星である。地球にはかつて1907年8月15日に1187万km (0.079352AU) 、1971年9月18日に1075万km (0.071862AU) まで接近したことがあり、2069年9月18日には1099万km (0.073486AU) 、2113年8月28日には1031万km (0.068908AU) まで接近する。火星には1924年5月12日に937万km (0.0626512AU) まで接近した。2055年11月12日には1258万km(0.084113AU)、2154年6月20日には1061万km (0.071332AU) まで接近する。

物理的性質

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1998 KU2 の絶対等級は15.5~17.5等級であり、直径が1kmから5kmと推定されている。スペクトル分類Cb型小惑星である。

1998 KU22008年10月7日に地球に衝突して話題になった天体 2008 TC3母天体であるという説がある。2008 TC3 の衝突前の分光観測ではC型ないしM型、破片の分析はF型小惑星を示している。F型はC型の下位の分類である。しかし、2008 TC3 の組成は、少なくとも直径が100km以上ある天体内部での結晶分化作用によって生じたことを示しているが、1998 KU2 はそれほど大きな小惑星ではない。このため、1998 KU2 自身も、何かもっと大きな小惑星の破片である可能性がある。

出典

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関連項目

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前の小惑星
(152678) 1998 HE126
小惑星
(152679) 1998 KU2
次の小惑星
(152680) 1998 KJ9