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(162000) 1990 OS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(162000) 1990 OS
仮符号・別名 1990 OS
分類 小惑星
軌道の種類 アポロ群
地球近傍小惑星 (PHA)
地球横断小惑星
火星横断小惑星
軌道要素と性質
元期:TDB 2456200.5 (2012年9月30.0日)
軌道長半径 (a) 1.67832806 AU
近日点距離 (q) 0.9019413 AU
遠日点距離 (Q) 2.45471483 AU
離心率 (e) 0.4625954
公転周期 (P) 794.170424 日
(2.17 年)
平均軌道速度 0.453303207 度/日
軌道傾斜角 (i) 001.09526 度
近日点引数 (ω) 021.422 度
昇交点黄経 (Ω) 346.65049 度
平均近点角 (M) 045.29883 度
前回近日点通過 JED 2456100.56946
(2012年6月22日)
次回近日点通過 JED 2456894.73988
(2014年8月25日)
衛星の数 1
物理的性質
直径 400 m
自転周期 2.536 時間
絶対等級 (H) 19.295 ± 0.5519
発見
発見日 1990年7月21日
発見者 エレノア・ヘリン
Template (ノート 解説) ■Project
S/2003 (162000) 1
仮符号・別名 S/2003 (1990 OS) 1
分類 小惑星の衛星
軌道の種類 周回軌道
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) > 600m
公転周期 (P) 21 ± 3 時間
物理的性質
直径 45 m
発見
発見年 2003年
Template (ノート 解説) ■Project

(162000) 1990 OS とは、アポロ群に属する地球近傍小惑星の1つである。

1990 OS は、近日点距離が地球軌道の内側、遠日点距離が火星軌道の外側にある小惑星である。しかし軌道傾斜角は1.1度とほとんど傾いていないため、地球や火星に対して接近する可能性が高い潜在的に危険な小惑星(PHA)である。地球に最近最も接近したのは、2003年11月12日の342万km (0.02284AU) である。これほど接近するのは、次回は2053年11月16日の305万km (0.02038AU) である。火星に対しては1975年2月20日に556万km (0.03720AU) まで接近した。次回これほどまで接近するのは2193年4月23日の739万km (0.04943AU) である。

1990 OS の直径は400mの小さな小惑星である。自転周期は2時間32分である。

1990 OS は2003年衛星が1個見つかっている。衛星S/2003 (162000) 1 は、直径がわずか45mと推定されている小さな衛星である。これは小惑星 (136617) 1994 CC にある衛星 S/2009 (136617) 1 の50mよりも小さく、最も小さな小惑星の衛星である可能性がある。公転半径は600mと、1990 OSの半径の3倍しかない近い距離を公転している。公転周期は21時間程度であると推定されている。

出典

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