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(26308) 1998 SM165

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(26308) 1998 SM165
分類 小惑星
軌道の種類 トゥーティノ族[1][2](古在)
発見
発見日 1998年9月16日
発見者 Nichole M. Danzl
軌道要素と性質
元期:2006年12月31日 (JD 2,454,100.5)[3]
軌道長半径 (a) 47.528 AU
近日点距離 (q) 29.902 AU
遠日点距離 (Q) 65.154 AU
離心率 (e) 0.371
公転周期 (P) 119,680.629 日
平均軌道速度 4.17 km/s
軌道傾斜角 (i) 13.515
近日点引数 (ω) 130.468 度
昇交点黄経 (Ω) 183.158 度
平均近点角 (M) 35.495 度
衛星の数 1[4]
物理的性質
直径 287 ± 36 km [5]
平均密度 0.51 +0.29
−0.14
g/cm3[5]
自転周期 8.40 ± 0.05 h[5]
絶対等級 (H) 5.8
アルベド(反射能) 0.07 ± 0.02[5]
表面温度 ≈40 K
Template (ノート 解説) ■Project

(26308) 1998 SM165太陽系外縁天体の一つである二重小惑星。1998年9月16日にNichole M. Danzlによって発見された。

軌道

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1998 SM165軌道長半径がカイパーの崖と呼ばれるカイパーベルト外縁部にあたる。海王星と1:2で軌道共鳴する共鳴外縁天体で、小惑星センター(MPC)とディープ・エクリプティック・サーベイ英語版(DES)の両方のリストでトゥーティノ族とされて[1][2] おり、海王星が2回公転する間に1回公転する。

物理特性

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スピッツァー宇宙望遠鏡ハッブル宇宙望遠鏡による観測は同程度のアルベドの構成要素を想定して密度の推定を可能にした。

測定の結果、0.51 +0.29
−0.14
g/cm3[5] で二重小惑星(47171) 1999 TC36冥王星族の密度(0.3–0.8 g/cm3[6] )や土星の月のヒペリオンの密度(0.567 ± 0.102 g/cm3 [7])と類似しており、このような低密度は小惑星が非常に多孔質の氷でできていることを示している[5]

伴星

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S/2001 (26308) 1と名づけられた衛星を持っている。96±12kmの直径であり、距離は11,310±110kmほどである。本体に対して衛星が大きいため二重小惑星とも見られる。円軌道と仮定した場合130.1±1日の軌道周期になる[4]

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  1. ^ a b MPEC 2009-J35 :Distant Minor Planets (2009 MAY 29.0 TT)”. Minor Planet Center (2009年5月8日). 2009年5月12日閲覧。
  2. ^ a b Marc W. Buie (2007/09/11 using 73 observations). “Orbit Fit and Astrometric record for 26308”. SwRI (Space Science Department). 2009年5月12日閲覧。
  3. ^ JPL Small-Body Database Browser: 26308 (1998 SM165)” (2007-09-11 last obs). 2009年5月12日閲覧。
  4. ^ a b johnstonsarchive page for (26308) 1998 SM165 and S/2001 (26308) 1
  5. ^ a b c d e f J. Spencer, J. Stansberry, W. Grundy, K. Noll (September 2006). “A Low Density for Binary Kuiper Belt Object (26308) 1998 SM165”. American Astronomical Society. 2009年9月12日閲覧。
  6. ^ J. Stansberry, W. Grundy, J-L. Margot, D. Cruikshank, J. Emery, G. Rieke, D. Trilling (May 2006). “The Albedo, Size, and Density of Binary Kuiper Belt Object (47171) 1999 TC36”. The Astrophysical Journal 643. arXiv:astro-ph/0602316. Bibcode2006ApJ...643..556S. doi:10.1086/502674. 
  7. ^ Jacobson, R. A.; Antreasian, P. G.; Bordi, J. J.; Criddle, K. E.; et al. (December 2006). “The Gravity Field of the Saturnian System from Satellite Observations and Spacecraft Tracking Data”. The Astronomical Journal 132: 2520–2526. Bibcode2006AJ....132.2520J. doi:10.1086/508812. 

外部リンク

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前の小惑星
(26307) 1998 SE163
小惑星
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次の小惑星
(26309) 1998 TG