1,4-シクロヘキサジエン
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1,4-シクロヘキサジエン | |
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識別情報 | |
略称 | 1,4-CHDN |
CAS登録番号 | 628-41-1 |
PubChem | 12343 |
ChemSpider | 11838 |
EC番号 | 211-043-1 |
国連/北米番号 | 3295 |
MeSH | 1,4-cyclohexadiene |
ChEBI | |
バイルシュタイン | 1900733 |
Gmelin参照 | 1656 |
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特性 | |
化学式 | C6H8 |
モル質量 | 80.13 g mol−1 |
外観 | 無色液体 |
密度 | 0.847 g cm−3 |
融点 |
-50 °C, 223 K, -58 °F |
沸点 |
82 °C, 355 K, 179 °F |
屈折率 (nD) | 1.472 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
63.0-69.2 kJ mol-1 |
標準燃焼熱 ΔcH |
-3573.5--3567.5 kJ mol-1 |
標準モルエントロピー S |
189.37 J K-1 mol-1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
142.2 J K-1 mol-1 |
危険性 | |
GHSピクトグラム | |
GHSシグナルワード | DANGER |
Hフレーズ | H225, H340, H350, H373 |
Pフレーズ | P201, P210, P308+313 |
EU分類 | F T |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R45 R46 R11 R48/20/21/22 |
Sフレーズ | S53 S45 |
引火点 | −7 °C (19 °F; 266 K) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
1,4-シクロヘキサジエン(1,4-Cyclohexadiene)は、C6H8の化学式を持つ有機化合物である。無色で可燃性の液体で、テルペノイドと呼ばれる一連の化合物のプロトタイプであることにより、学術的な興味を集めている。異性体として、1,3-シクロヘキサジエンが存在する。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する[2]。
合成と反応
[編集]実験室では、置換1,4-シクロヘキサジエンは、アルカリ金属とアンモニア等のプロトンドナーを用いて、関連する芳香族化合物のバーチ還元によって合成される。この方法で、過還元されて全て飽和した環が生成されるのを防ぐ。
1,4-シクロヘキサジエン及びその誘導体は、容易に芳香族化する。実験室では、チャコールに固定したパラジウム等の水素転移剤とともにスチレン等のアルカリを用いて行う。
出典
[編集]- ^ “1,4-cyclohexadiene - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (27 March 2005). 12 October 2011閲覧。
- ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
関連文献
[編集]- 大前巌「1,4-シクロヘキサジエン」『有機合成化学協会誌』第36巻第2号、有機合成化学協会、1978年、133-145頁、doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.36.133。
外部リンク
[編集]- The photochemistry of 1,4-cyclohexadiene in solution and in the gas phase
- NIST Chemistry WebBook Reaction thermochemistry data