1973-74 ABAシーズン
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1973-74 ABAシーズン(英語: 1973–74 ABA season)は、アメリカン・バスケットボール・アソシエーション (ABA) の7シーズン目である。今シーズンはニューヨーク・ネッツがユタ・スターズにシリーズ4勝1敗で勝利し、リーグ初優勝を果たした。
1972-73シーズン - 1973-74シーズン - 1974-75シーズン
概要
[編集]前シーズンからのフランチャイズ移転は1回だけで、それも州内にとどまった。ダラス・チャパラルズはアンジェロ・ドロスによって買収され、サンアントニオに移転し、現在のNBAにそのまま残在するサンアントニオ・スパーズと改称された。
ニューヨーク・ネッツはリーグ最高成績の55勝29敗 (.655) を収め、ポストシーズンも順調に勝ち進み、優勝を成し遂げた。また、同チーム所属のジュリアス・アービングがシーズンMVPとプレーオフMVPに選ばれている[1]。
順位
[編集]イースタン・ディビジョン
[編集]チーム | 勝 | 敗 | 勝率 | 差 |
---|---|---|---|---|
ニューヨーク・ネッツ | 55 | 29 | .655 | - |
ケンタッキー・カーネルズ | 53 | 31 | .631 | 2 |
カロライナ・クーガーズ | 47 | 37 | .560 | 8 |
バージニア・スクワイアーズ | 28 | 56 | .333 | 27 |
メンフィス・タムズ | 21 | 63 | .250 | 34 |
ウェスタン・ディビジョン
[編集]チーム | 勝 | 敗 | 勝率 | 差 |
---|---|---|---|---|
ユタ・スターズ | 51 | 33 | .607 | - |
インディアナ・ペイサーズ | 46 | 38 | .548 | 5 |
サンアントニオ・スパーズ | 45 | 39 | .536 | 6 |
サンディエゴ・コンキスタドアーズ | 37 | 47 | .440 | 14 |
デンバー・ロケッツ | 37 | 47 | .440 | 14 |
プレーオフ
[編集]→詳細は「1974年のABAプレーオフ」を参照
表彰
[編集]- ABA最優秀選手賞: ジュリアス・アービング, ニューヨーク・ネッツ
- 新人王: スウェン・ネイター, サンアントニオ・スパーズ
- 最優秀コーチ賞: ベイブ・マッカーシー, ケンタッキー・カーネルズ & ジョー・ムラニー, ユタ・スターズ
- プレーオフMVP: ジュリアス・アービング, ニューヨーク・ネッツ
- オールスターゲームMVP: アーティス・ギルモア, ケンタッキー・カーネルズ
- 最優秀役員賞: ジャック・アンカーソン, サンアントニオ・スパーズ
- オールABAファーストチーム
- ジュリアス・アービング, ニューヨーク・ネッツ (ファーストチーム選出は2回目, オールNBAチームは計3回)
- ジョージ・マクギニス, インディアナ・ペイサーズ (ファーストチーム初選出, オールNBAチームの選出は計2回)
- アーティス・ギルモア, ケンタッキー・カーネルズ (3回目)
- ジミー・ジョーンズ, ユタ・スターズ (3回目)
- マック・カルヴィン, カロライナ・クーガーズ (ファーストチーム選出は2回目, オールNBAチームは計3回)
- オールABAセカンドチーム
- オールディフェンシブチーム
- マイク・ゲイル (2回目), ケンタッキー・カーネルズ
- アーティス・ギルモア (2回目), ケンタッキー・カーネルズ
- ジュリアス・ケイ (2回目), デンバー・ロケッツ
- テッド・マクレーン, カロライナ・クーガーズ
- ローランド・テイラー, バージニア・スクワイアーズ
- ウィリー・ワイズ (2回目), ユタ・スターズ
- オールルーキーチーム
- マイク・グリーン, デンバー・ロケッツ
- ラリー・ケノン, ニューヨーク・ネッツ
- ボー・ラマー, サンディエゴ・コンキスタドアーズ
- スウェン・ネイター, バージニア・スクワイアーズ (1973年11月にサンアントニオ・スパーズに移籍。)
- ジョン・ウィリアムソン, ニューヨーク・ネッツ
脚注
[編集]- ^ “League Awards”. Basketball-Reference.com. 2022年2月23日閲覧。