2,3,6-トリメチルフェノール
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2,3,6-トリメチルフェノール 2,3,6-Trimethylphenol[1] | |
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別称 3-ヒドロキシシュードクメン 3-ヒドロキシプソイドクメン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 2416-94-6 |
特性 | |
化学式 | C9H12O |
モル質量 | 136.19 g mol−1 |
外観 | 白色ないし黄色の結晶性粉末 |
融点 |
63℃ |
沸点 |
226℃ |
水への溶解度 | 1580 mg/L (25 ℃) |
危険性 | |
引火点 | 100 °C (212 °F; 373 K) |
発火点 | 405 °C (761 °F; 678 K) |
爆発限界 | 1.5-7.7% |
半数致死量 LD50 | 1400-2000mg/kg |
関連する物質 | |
関連する異性体 | 2,3,5-トリメチルフェノール 2,4,6-トリメチルフェノール(メシトール) |
関連物質 | 1,2,4-トリメチルベンゼン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
2,3,6-トリメチルフェノール(英: 2,3,6-Trimethylphenol)はクレゾールの誘導体の一種で[2]、化学式C9H12Oの有機化合物である。1,2,4-トリメチルベンゼン(プソイドクメン)にヒドロキシ基が結合していることから、3-ヒドロキシプソイドクメンとも称する。
用途
[編集]ビタミンEの合成原料として重要である。ポリフェニレンオキシド樹脂の修飾のためのコモノマーとしても使用される[1]。
フェノールからヘキサメチルベンゼンへの反応経路の中間体となる[3]。
製造
[編集]m−クレゾールとメタノールを、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、あるいはメチラートの触媒の存在下で、メタノールが超臨界状態になる条件下で反応させることにより、2,3,6-トリメチルフェノールおよび2,5-キシレノールが得られる[4]。
出典
[編集]- ^ a b “2,3,6-トリメチルフェノール”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2012年3月30日). 2018年10月16日閲覧。
- ^ “クレゾール誘導体”. 本州化学工業. 2018年10月16日閲覧。
- ^ “フェノールとメタノールからヘキサメチルベンゼンの合成”. CiNii. 2018年10月16日閲覧。
- ^ “2,5−キシレノールおよび2,3,6−トリメチルフェノールの製造方法”. Google Patent. 2018年10月16日閲覧。