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2-エチル-3-メチルピラジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2-エチル-3-メチルピラジン
2-Ethyl-3-methylpyrazine[1]
識別情報
CAS登録番号 15707-23-0
特性
化学式 C7H10N2
モル質量 122.17 g mol−1
外観 白色ないし薄い黄色の液体
匂い パン、ナッツ様の香気
沸点

70℃(2.1kPa)

危険性
引火点 57℃
半数致死量 LD50 600mg/kg(ラット、経口)
関連する物質
関連するアルキルピラジン メチルピラジン
エチルピラジン
2-エチル-5-メチルピラジン
2-エチル-6-メチルピラジン
5-エチル-2-メチルピラジン
関連物質 エチルトルエン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

2-エチル-3-メチルピラジン: 2-Ethyl-3-methylpyrazine)はピラジンの2位にエチル基、3位にメチル基が結合した有機化合物である。消防法に定める第4類危険物 第2石油類に該当する[1]

用途

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天然にはおよびアミノ酸を含有する食品の加熱調理により生じ、肉料理、焙煎したナッツ類パンビールなどに広く存在する[2]。欧米では加工食品用香料として利用される[3]。日本でも2006年食品添加物として認可を受けた[4]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 製品情報東京化成工業
  2. ^ 湖上国雄『香料の物質工学 -製造・分析技術とその利用』地人書館、1995年、322-323頁。ISBN 4-8052-0491-5 
  3. ^ 2-エチル-3-メチルピラジンを添加物として定めることに係る食品健康影響評価に関する審議結果 (PDF)食品安全委員会
  4. ^ 新規指定香料に係る情報 2-エチル-3-メチルピラジン (PDF)日本香料工業会