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2008 CT1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2008 CT1
分類 地球近傍小惑星[1]
軌道の種類 アテン群[1]
金星横断小惑星
地球横断小惑星
発見
発見日 2008年2月3日[2]
発見者 LINEAR[2]
発見方法 自動検出
軌道要素と性質
元期:TDB 2454500.5 (2008年2月4.0日)[1]
軌道長半径 (a) 0.8907 ± 0.0009 AU[1]
近日点距離 (q) 0.485 ± 0.003 AU[1]
遠日点距離 (Q) 1.297 ± 0.001 AU[1]
離心率 (e) 0.456 ± 0.004[1]
公転周期 (P) 307.0 ± 0.5 日
(0.84 年)[1]
軌道傾斜角 (i) 000.370 ± 0.008 度[1]
近日点引数 (ω) 126.21 ± 0.07 度[1]
昇交点黄経 (Ω) 138.10 ± 0.07 度[1]
平均近点角 (M) 280.3 ± 0.5 度[1]
EMoid 0.000254236 AU[1]
前回近日点通過 JED 2454568.5 ± 0.4
(2008年4月12日)[1]
次回近日点通過 JED 2454975.5 ± 0.9
(2009年5月24日)
物理的性質
直径 10 m[3]
質量 1500 t
(1.5 × 106 kg)
絶対等級 (H) 27.7[1]
衝突のリスク
トリノスケール 0[3]
パレルモスケール 最大:-6.07[3]
累計:-5.62[3]
衝突確率 0.0052 %[3]
衝突速度 17.64 km/s[3]
衝突エネルギー 57 キロトン[3]
(2.4 × 1014 J)
他のカタログでの名称
2008 CT1[1]
K08C01T[2]
Template (ノート 解説) ■Project

2008 CT1 とは、アテン群に属する地球近傍小惑星の1つ[1]2069年2月5日地球に対して極めて接近し、わずかながら衝突する可能性がある[3]

軌道の性質

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2008 CT12008年2月3日LINEAR によって発見された。しかし、同日中に LINEAR が4回、Bergen-Enkheim 天文台が4回、クレチ天文台が5回の計13回の観測情報の後は行方不明となっている[4]。このため、軌道要素に関しては大雑把な値しか判明していない。

2008 CT1 は、近日点水星軌道と金星の間、遠日点地球軌道と火星軌道の間におく軌道離心率0.46の楕円軌道を307日かけて公転している。軌道傾斜角はわずか0.37度であるため、軌道近くにある水星、金星、地球に対して頻繁に接近する。地球軌道との最小距離はわずか3万8000kmである[1]2008年4月12日に近日点を通過し[1]、次回は2009年5月24日に通過しているはずである。

2008 CT1 は、発見から2日後の2008年2月5日に、地球から13万3000kmの所を通過した。同程度まで接近するのは、次回は2069年2月5日であり、この時、地球に衝突する可能性が0.0052%ほどある。計算上の最接近距離も、最短では0であるが、最適な値では146万km、最長の場合は1460万kmの所を通過するとみられ、非常に誤差が大きい。その他の惑星に対する最短距離での接近は、いずれも最適な値で、水星に対しては2102年5月18日前後に967万km、金星に対しては2011年9月1日前後に969万kmまで接近したと考えられている[1]

2200年までの間にそれぞれの天体に最も接近する時の値[1]
天体 日時 (UTC) 最接近距離(万km) 相対速度
(km/s)
最適値 誤差 最小値 最適値 最大値
水星 2102年5月18日 3日1時間57分 626 967 1810 13.49
金星 2011年9月1日 1日2時間33分 569 969 2200 18.42
地球 2069年2月5日 11時間37分 0 146 1460 14.07
2008年2月5日 19分 36.5 36.8 37.1 13.27

物理的性質

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2008 CT1絶対等級は27.7と非常に暗く[1]、推定直径は10m、推定質量は1500トンである[3]。2069年の接近時に仮に衝突した場合、相対速度17.64km/sで衝突し、広島に落とされた原爆の約4倍である57キロトン (2.4×1014J) のエネルギーを放出するとみられている[3]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v (2008 CT1) JPL Small-Body Database Browser
  2. ^ a b c MPEC 2008-C32 : 2008 CT1 Minor Planet Center
  3. ^ a b c d e f g h i j 2008 CT1 Earth Impact Risk Summary”. NASA Near Earth Object Program. 2014年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月8日閲覧。
  4. ^ 2008 CT1 Minor Planet Center

関連項目

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