6局防災プロジェクト
『6局防災プロジェクト』(ろっきょくぼうさいプロジェクト)は、日本のテレビジョン放送局であるNHKと民放キー局5局(日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビ)で、2021年から実施されている防災プロジェクトである[1][2]。毎年3月(2022年と2023年は9月にも実施)を中心に各局で防災関連の企画が実施される。
NHKは『NHK民放6局防災プロジェクト』[3]、民放5局は『民放NHK6局防災プロジェクト』[4]と表記している。
概要
[編集]東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の発生から10年となった2021年3月に、『キオク、ともに未来へ。』をテーマとした6局防災プロジェクトを始動させ、各局にて震災特別番組および防災特別番組が放送されたのが最初である[5]。「未来の命を守る」「明日へ繋げる」「体験を風化させない」という目的で、次世代へメッセージを伝えていく内容であった[5]。2022年以降も防災特番および震災特番を編成したプロジェクトが放送されている[2]。
参加番組は、TVerでも配信される[5]。また、2021年のプロジェクト期間中は日本赤十字社と中央共同募金会への義援金の呼びかけも行われた[5]。
2022年からは関東大震災から100年になるのを前に、『#いのちともに守る』に改題して同年8月から実施されている[6]。このプロジェクトは、首都直下地震への備えを伝えるものであり、NHKと民放5局のアナウンサーが同地震への備えを訴える動画を制作している[6]。2023年3月から9月までは、放送局の垣根を越えたキャンペーンとして展開した[4]。
メインテーマ
[編集]- 2021年3月 - 2022年3月:「キオク、ともに未来へ。」
- 2022年8月 - :「#いのちともに守る」
参加番組
[編集]主にNHKと民放5局がレギュラーで放送する報道番組および情報番組内で実施する一方、それ以外に放送する関連特別番組でも実施する[7]。
TBSでは本プロジェクトと同時に「つなぐ、つながるプロジェクト」(TBSの各報道番組が参加する企画)を開始しており、その企画も本プロジェクトに参加する形で放送されている[8]。
脚注
[編集]- ^ “共通のテーマは「キオク、ともに未来へ。」3月6日(土)〜31日(水)民放 NHK 6局防災プロジェクトを実施”. フジテレビュー!!. フジテレビ (2021年2月10日). 2021年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月6日閲覧。
- ^ a b “民放+NHK6局による防災プロジェクト 3・6から始動”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2022年2月28日). 2022年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月28日閲覧。
- ^ “NHK民放6局防災プロジェクト #いのちともに守る”. 明日をまもるナビ. NHK. 2023年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月24日閲覧。
- ^ a b “民放 NHK6局防災プロジェクト今年も始動「#いのちともに守る」”. フジテレビュー!!. フジテレビ (2023年3月7日). 2023年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月7日閲覧。
- ^ a b c d “東日本大震災から10年…民放NHK6局が防災プロジェクト”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2021年2月10日). 2021年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月6日閲覧。
- ^ a b “「#いのちともに守る」関東大震災100年に向けた防災・減災プロジェクト 在京テレビキー5局とNHK”. 民放online. JBA (2022年9月13日). 2022年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月10日閲覧。
- ^ “関東大震災から100年、6局の新たな取組み NHK&在京民放の防災プロジェクト『#いのちともに守る』”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年8月30日). 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
- ^ “「もしもエレベーターに乗っているときに緊急地震速報が出たら?」防災クイズで「防災力」をアップ”. TVer プラス. TVer (2023年8月24日). 2023年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月6日閲覧。