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AutoKey

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
AutoKey
開発元 Thomas Hess
最新版
Python 3+ - 0.96.0 / 2022年6月6日 (2年前) (2022-06-06)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Python
対応OS Linux
種別 GUI Automation utility
ライセンス GPLv3
公式サイト github.com/autokey/autokey
テンプレートを表示

AutoKeyLinux用のフリーオープンソースの自動化アプリケーションである。

事前に用意した文章に展開されるホットキーや「トリガーフレーズ」を定義することができる[1]。これにより、誤植の修正や定型文の挿入など繰り返しの作業を自動的に行える。

ホットキーやトリガーフレーズに対してPython 3を用いたスクリプトを実行するようにも設定でき、提供されるAPIを利用してウィンドウ、キーボード、及びマウスのイベントを生成することも可能である。

ほとんどのアプリケーションはこれらに対してがユーザーによる実際のキーボードやマウスの入力によるものと同様に振る舞う。これにより、AutoKeyのスクリプトはホットキーの押下一つに対してほぼ任意の一連の操作を行うことができる[2]

AutoKeyのスクリプトはPythonで記述されているため、システム全体と連携してファイルの読み書きやシステムの状態を取得し、計算や条件判断を行うといった手動で行うのは難しい作業も可能である。

また、スクリプトがユーザーと対話するための簡易的なダイヤログ管理ツールも同梱されている。

歴史

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2008年 (2008)にChris DekterがAutoKeyのオリジナルのバージョンをPython 2で開発[3]。オリジナルのブランチの最終版は2012年5月31日 (2012-05-31)に公開され、現在は非推奨とされている。2014年1月31日 (2014-01-31)GuociによりPython 3で書かれたバージョンが公開された。

AutoKeyのUIは商用のWindows用ソフトウェアのPhrase Expressの影響を受けている[4]

現在はDebian、Arch、Gentoo、およびFedoraユーザー用にパッケージ化されて配布されている。それらの派生ディストリビューションであるUbuntu、Mint、Manjaroなどでも利用可能である。

GNU General Public License (GPLv3)でライセンスされている。

関連項目

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脚注

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  1. ^ Purdy, Kevin (2009年7月9日). “AutoKey Does Customized Text Replacement for Linux”. Lifehacker. Gawker Media. 15 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ2010年12月30日閲覧。
  2. ^ Oh (2010年9月28日). “Autokey: Make Your Own Keyboard Shortcuts In Linux”. MakeTechEasier. 5 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ2010年12月30日閲覧。
  3. ^ Purdy (2009年7月9日). “AutoKey Does Customized Text Replacement for Linux”. Lifehacker. Gawker Media. 15 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ2010年12月30日閲覧。
  4. ^ Dekter (2010年4月24日). “ACKNOWLEDGMENTS”. Autokey SVN. 2010年12月30日閲覧。

外部リンク

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